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★「歴史は勝者が記す」=北方領土支配正当化-ロシア愛国集会
【モスクワ時事】ロシア政府が主催して北方領土の択捉島で開催中の愛国集会
「全ロシア青年教育フォーラム」は19日、学生や活動家ら後半の参加者
100人が研修を開始した。
集会では親プーチン政権ブロガーが「歴史は戦勝国が記す」と講演し、
ロシアの北方領土支配を正当化した。
セミナー後半は24日までで、メドベージェフ首相が参加の意向を公言している。
3回目となる北方領土訪問を強行すれば、日ロ関係のさらなる悪化は必至で、
プーチン大統領の年内訪日に影響する可能性がある。
講演したブロガーは、作家でもあるニコライ・スタリコフ氏。ウクライナ政変後に
つくられた親プーチン政権団体「アンチ・マイダン」の共同代表で、ポロシェンコ政権
への敵意をあおっている。ウクライナ軍事介入を支えるロシア愛国主義の理論家が、
日本と領土問題を抱える北方領土に送り込まれた格好だ。
スタリコフ氏は講演で「クリール諸島(北方領土と千島列島)の帰属には日ロの
二つの立場があるが、正しいのはロシアだ」と断言。歴史は勝者が決めると述べた上で、
「われわれはいつも勝者だ」と強調した。(2015/08/20-06:47)
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