【戦後70年談話】「お詫び」からの脱却 戦後を終わらせる苦心の作、終戦記念の談話はもうこれで最後に 筆坂秀世 [08/18]at NEWSPLUS
【戦後70年談話】「お詫び」からの脱却 戦後を終わらせる苦心の作、終戦記念の談話はもうこれで最後に 筆坂秀世 [08/18] - 暇つぶし2ch2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/08/18 11:22:05.24
>>1より

■ポツダム体制に対して婉曲に異論

安倍首相自身は歴史家の議論をまたずとも「中国への侵略」ということについて、
おそらく否定的見解を持っているはずである。また戦前の日本の体制についても、
すべてを否定する立場ではないはずだ。

だが日本は、ポツダム宣言を受諾しているのである。ポツダム宣言には、
「日本国国民を欺瞞し、これをして世界征服に出ずるの過誤を犯した勢力を永久に取り除く」などとある。
おそらく安倍首相は、日本が世界征服を目指していたなどという決めつけに異論を持っているはずだ。
広島、長崎への原爆投下も非難したかったはずである。

だが日本はこの宣言を受諾している。しかも宣言を発した主体はアメリカである。
ポツダム宣言の内容に異論を唱えることは、アメリカに異論を唱え、逆らうことになる。

このポツダム体制こそが、安倍首相が言う戦後レジームなのだが、この体制に正面から異論を
唱えることは、対米従属国家である日本の首相にできるわけがない。これをもっと婉曲な形で
実現しようとしたのが、今回の70年談話ではないのだろうか。

その意味では、安倍談話は非常に工夫されたものであり、苦心の作であると言えよう。

■簡潔、適切に叙述した日本の近代史と世界情勢

談話は、「終戦70周年を迎えるにあたり、先の大戦への道のり、戦後の歩み、
20世紀という時代を、私たちは心静かに振り返り、その歴史の教訓の中から、
未来への知恵を学ばなければならない」という文言から始まっている。

単に戦後70年というスパンではなく、明治維新を通じて日本が近代化を進めて独立を守り、
立憲政治を打ち立てたことや日露戦争にも言及し、第2次世界大戦にいたる世界の情勢にも
言及している。これは村山・小泉談話にはなかったものである。

また日本が戦争の道を突き進むことになった背景に、欧米列強の植民地支配と経済の
ブロック化があったことにも言及し、その過程の中で日本が「進むべき進路を誤」った
としている。簡潔だが、日本の近代史と世界情勢が適切に叙述されている。

こうした叙述は、非常に重要である。日本による侵略や植民地支配を肯定する必要はないが、
なぜ日本がそういう道を歩んでしまったのか、実は学校教育などでも十分に学ぶ機会が
与えられていないからだ。こういう歴史を知らずして、歴史の教訓に学ぶことなどできない。
その意味でも、大変重要な問題提起がなされているのである。

さらに安倍談話は、中国、韓国に向けてだけではなく、アメリカ、イギリス、オランダ、
オーストラリアなどにも言及し、感謝の身持ちを表明している。これも村山・小泉談話
にはなかった視野である。

■次に出すときはもっと未来を語るものを

おそらく批判も多々あるであろうことが想定できるにもかかわらず、安倍首相は、
なぜこのような談話を出したのか。その最大の狙いは、この談話によって、エンドレスに
続く中国や韓国からの謝罪要求に終止符を打つことだったのではないだろうか。
そうであるなら大賛成である。

戦争の悲惨さを語り継ぐことは大切なことである。不戦の決意は、どれほど強くても良い。
だが、それは日本という国の歴史や日本民族を貶めることではない。

もちろん肯定すべき歴史も非難されるべき歴史もあるであろう。だがその両方を含めて、
最終的に誇りが持てるようにしてこそ、未来に生きるのである。もう終戦記念の談話は、
安倍談話を最後にしてもらいたい。次に出すときは、もっと未来を語るものであってほしいと願う。(了)

3:名無しさん@13周年
15/08/18 11:31:49.60 nHCeXBNgQ
昔の共産党は筆坂さんみたいな人がいたんだよねぇ
今の志位体制になってから長期政権で腐っちゃったけど


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