15/08/17 14:16:04.86
>>1より
戦後も米国は、朝鮮を国家でなく日本だったと公認。日本の統治権を取り上げ直接軍政を敷き、
光復軍も武装解除した。米国は38度線以北に陣取るソ連軍をにらみ(1)統治能力欠如
(2)度し難い自己主張や激高しやすい民族性(3)偏狭な民族主義や共産主義の跋扈…など、
信頼性を欠く韓国に国家権能を与えたくなかったのだ。実際、「臨時政府主席」の金九
(キム・グ、1876~1949年)は個人資格で“帰国”した。
■率直な省察が成熟への道
韓国は「日帝を打ち負かして独立を勝ち取った」のではない。終戦3年後、
半島で統一国家建設をたくらむソ連に対抗した対日戦勝国・米国が長期信託統治を断念。
米国に独立を大きく前倒ししてもらった棚ぼた式だった。金も自伝で憂いた。
《心配だったのは(大東亜)戦争で何の役割も果たしていないため、
将来の国際関係において発言権が弱くなること》
ところで、安倍首相の戦後70年談話が出る前の9日、
韓国の通信社・聯合ニュースは与党セヌリ党の談話を流した。
《歴史への率直な省察だけが、日本の成熟を示せる唯一の道》
談話はその悪意とは裏腹に、自虐史観に冒された日本を激励。逆に歴史の粉飾・捏造に取り憑かれ
《歴史への率直な省察》ができぬ韓国を、ブーメランのように襲った格好だ。《歴史への率直な
省察だけが、韓国の成熟を示せる唯一の道》ではないか。逆説的には《歴史への率直な省察が
ないと、韓国が未成熟である実体を証明する》。
でも、韓国の考えは違う。
《不都合な歴史の粉飾・捏造だけが、韓国近代史の不完全燃焼によるコンプレックス
=嫉妬の炎を癒やす唯一の道》
朴大統領は「加害者と被害者の立場は千年の時が流れても変わらない」と演説。
聯合ニュースによれば、韓国外務省高官も「加害者は百回謝罪しても当然。何回わびようと関係ない」
と言った。従って、歴史認識問題での「ゴールポストそらし」に疲れた日本が韓国を無視しても、
韓国は国力の限界を感じつつもゴールポストを動かし続ける。珍妙かつ痛々しい光景だが、
不作法な振る舞いがオウンゴールとなり国力を劣化させている現実に気付かない。
哀れだ。(政治部専門委員 野口裕之(のぐち・ひろゆき)