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★【朝日誤報取り消し1年 植村隆・元記者インタビュー】証言テープ「僕は持っていない」 朝日の戦争反省「誇りに思う」
2015.8.4 14:06
慰安婦報道に関わった元朝日新聞記者、植村隆氏のインタビューは次の通り。(阿比留瑠比、原川貴郎)
≪詳報は後日掲載します≫
◇
--(慰安婦として最初に名乗り出た金学順氏の)証言テープは今どこに
「僕は持っていない。(韓国)挺身(ていしん)隊問題対策協議会のテープですから」
--聞いたのはその時だけか
「そうですね」
--誰とも分からない証言テープだけで記事にできるのか不思議だ
「信頼できる団体が慰安婦の聞き取りを始めたという一報記事です。
団体の尹貞玉代表らに先に解説してもらってテープを聞かせてもらったんだと思う」
--テープに『挺身隊』という名前は出てくるか
「定かじゃない。当時、韓国では『挺身隊=慰安婦』だったんで」
--挺身隊と慰安婦の混同が韓国でかなりあったというのは分かる。植村さん自身はどう思っていたか
「当時、『挺身隊=慰安婦』という形で使われておったんですよ。
読売とか産経とかいろんなところに出ているんです。私どももそういうのが前提でしたね」
--(金学順さんは)だまされたと記事に出てますけど、誰にだまされたと言っていたのか
「それは分からない。誰にだまされたというのはもちろん聞いていません。だまされたというのは、
意に反して慰安婦にさせられたということだから。でもさ、産経新聞は日本軍に強制連行されたと
はっきり2回も書いているよね」
--金さんには何回会ったのか
「(弁護士の)聞き取り調査同席が1回。(平成3年12月の)提訴のときには東京社会部と一緒に取材した」
--当時は強制連行ではなかったという認識か
「僕は吉田清治さんの影響を受けていないから。取材したこともないし、(金さんについては)
人狩り的な強制連行みたいなイメージはなかった。だまされて慰安婦にされたという認識だった」
--朝日新聞の慰安婦報道について思うところは
「朝日新聞は慰安婦問題にきちんと取り組んできた。僕は、19年ごろかな、1年間、朝日新聞の
戦争責任を追っかけた。朝日も戦前は戦争や植民地を美化した。非常にショックを受けた。戦後、
植民地支配に対する反省と謝罪、おわび、そういう気持ちが社のジャーナリズムの柱の一つだったと思う。
大阪は在日コリアンが多い。そのど真ん中に住んでいて、在日コリアンの人権問題を担当した流れで
慰安婦問題を取材した。朝日新聞がやってきた侵略戦争の反省を伝えようという作業は、僕自身、誇りに思う」
--ただ、吉田証言などの記事18本を取り消した
「僕は記事を書いてないんで、書いた人に聞いてください。一つだけ言えるのは、
朝日であれ産経であれどんな記者も良心に従って取材をしていたと思う」
--早い段階で(現代史家の)秦郁彦さんから疑問が呈され、訂正するまでに時間が
かかったことについて、長らく朝日にいた記者としてはどうみているか
「僕は吉田さんに会ったことがないのでコメントできない。大きな流れの中では人権侵害の問題を
やってきたことは、間違ってなかったと思いますよ。吉田さんのことを取り消したという事実は
あるが、慰安婦問題のすべてが間違っていたかといえば僕は全然違うと思う。お伺いしたいが、
朝日新聞の報道のどこが問題だと」 >>2へ続く
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