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しんぶん赤旗日曜版 8/2号
若者が不破さんに聞いた
日本の戦争と戦争法案(上)
不破
満州を支配下においた日本は「満州国」というかいらい政権をつくるんですが、
世界は変わっていました。第一次世界大戦で、世界中が戦争にこりて、国際連盟や
不戦条約をつくりました。まだ弱いものでしたが、ともかく国際紛争を平穏に
解決しようとする仕組みができたのです。この国際連盟が「満州」に調査団を出し、
日本の不当な侵略だと結論を出しました。すると日本はさっさと国際連盟を
脱退しました。
小山
日本が最初に脱退したとは不名誉なことですね。
不破
日本軍は「満州」からさらに南をねらいます。37年には北京郊外で盧溝橋事件という
日中の小規模な軍事衝突が起きます。現地の日中両軍は交渉して停戦しますが
日本政府や軍部は「戦争だ」と大動員し、中国北部、続いて上海、さらに当時の
首都・南京まで攻め込みました。これが中国への全面的な侵略戦争のはじまりです。
有賀
そのとき、南京大虐殺と呼ばれることが起きたんですね
不破
その直後に南京に派遣され、後に支那派遣軍総司令官になった岡村寧次という
人の「陣中感想録」を読んだことがあります。岡村は部下に調べさせて
「約四、五万に上る大殺りく、市民に対する略奪、強姦多数ありしたこと」は
事実のようだと書き、”日露戦争のときはこんなに野蛮な軍隊ではなかった”
と嘆いていました。