15/07/29 20:10:15.42 b0+b4MmP0.net
憲法9条は昔からあった。第一次世界大戦の惨禍の反省から生まれた「パリ不戦条約」がそうだ。
1928年国際連盟（国連の前身）は、「パリ不戦条約」を制定、これにより自衛権の行使は「自国が攻撃された時」にのみ許され戦争は違法とされた。
（憲法9条の自衛権のための三要件もこの不戦条約を元に作られている）
これに困ったのが当時、国策で中国大陸への侵略を目論んでいた日本（大日本帝国）だ。
そこで日本は自衛権行使要件の解釈変更しこれに「在留邦人の保護」を付け加えた。
これにより、其処に居住する日本人を救うという名目のもとやむを得ず軍隊を派遣したのが満州事変であり、上海事変である。
（戦争は違法なので「事変」と言い換え、派兵ではなく「派遣」と呼ばれた）
やがてこの自衛権の拡大解釈は、「帝国の存立の危機」「帝国の自存自衛のため」と無制限に広がり、日本を太平洋戦争に突っ込ませた。
ここで実に恐ろしい事に気付く。それは当時の大日本帝国と今の日本の不気味なほど戦争に突き進んだ最初の経緯が似ている事だ。
当時の大日本帝国政権と現在の安倍政権は『事変』を『事態』に変えただけでやろうとしてる事も言ってる事も全く同じなんだよ。
自衛権は自国が攻められた時という原則を崩した時、こちらから出かけて行くハードルを下げた時、破滅を生む。日本人は歴史から学ぶべきだ。