15/07/21 13:31:22.58
★防衛白書・要旨
２０１５年版防衛白書の要旨は次の通り。
【第I部 わが国を取り巻く安全保障環境】
〔概観〕わが国を取り巻く安全保障環境は、さまざまな課題や不安定要素がより
顕在化・先鋭化してきており、一層厳しさを増している。平時でも有事でもない、
いわゆるグレーゾーンの事態が増加・長期化する傾向にある。わが国固有の領土
である北方領土や竹島の領土問題が依然として未解決のまま存在している。
〔北朝鮮〕北朝鮮の軍事的な動きは安全保障にとって重大な不安定要素。
１５年５月には潜水艦発射弾道ミサイル（ＳＬＢＭ）の試験発射に成功したと発表。
１４年から弾道ミサイルを過去に例のない地点から早朝・深夜に発射しており、
奇襲攻撃能力を含む弾道ミサイル部隊の運用能力の向上が示されている。
〔中国〕既存の国際法秩序とは相いれない独自の主張に基づき、高圧的とも言える
対応を継続させ、自らの一方的な主張を妥協なく実現しようとする姿勢を示している。
不測の事態を招きかねない危険な行為も見られるなど、今後の方向性について懸念を
抱かせる面もある。公表国防費が過去２７年間で約４１倍、過去１０年間で約３．６倍
となっている。尖閣諸島周辺海域における中国公船の運用状況からルーティン化の傾向
が見られており、運用要領などの基準が定まった可能性も考えられる。中国は海洋に
おける不測の事態を回避・防止するための取り組みにも関心を示している。
東シナ海のガス田開発では、一方的な開発を進めていることに対して、わが国から
繰り返し抗議をすると同時に、作業の中止などを求めている。中国は南沙（スプラトリー）
諸島にある七つの岩礁において、急速かつ大規模な埋め立てを強行。一部の岩礁では
滑走路や港湾を含むインフラ整備を推進しているとみられ、米国はじめ国際社会から
懸念が示されている。
〔ロシア〕自らの勢力圏とみなすウクライナをめぐり欧米諸国などとの間で対決姿勢を
明確にしている。
〔地域紛争・国際テロリズムなどの動向〕過激派組織「イスラム国」は潤沢な資金や
強力な軍事力や巧みな広報戦略などから新しいタイプの国際テロ組織だ。
〔海洋をめぐる動向〕「公海における航行の自由」および「公海上空における飛行の自由」
の原則が不当に侵害されるような状況が生じている。
〔宇宙空間と安全保障〕宇宙空間の安定的利用に対するリスクが各国にとって安全保障上の
重要な課題の一つとなっている。
〔サイバー空間をめぐる動向〕諸外国の政府機関や軍隊などの情報通信ネットワークに
対するサイバー攻撃が多発しており、中国、ロシア、北朝鮮の政府機関などの関与が指摘されている。
【第II部 わが国の安全保障・防衛政策と日米同盟】
〔同盟強化の基盤となる取り組み〕新たな日米防衛協力の指針（ガイドライン）は平時から
緊急事態までのあらゆる段階における抑止力および対処力を強化する。
〔在日米軍の駐留〕沖縄は戦略的要衝に存在。米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の
名護市辺野古移設は同飛行場の継続的な使用を回避する唯一の解決策だ。
【第III部 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取り組み】
〔実効的な抑止および対処〕
１４年度の航空自衛隊機による緊急発進（スクランブル）回数は９４３回。
１９５８年以来、過去２番目に多い回数となった。（2015/07/21-09:24）
URLﾘﾝｸ(www.jiji.com)
3:名無しさん＠１３周年
15/07/21 15:48:47.28 b1GDivqXX
事実だし
4:名無しさん＠１３周年
15/07/21 16:14:48.77 KeUleEJwJ
実際、尖閣に対するちょっかいも無くなった訳じゃないしな