15/07/20 14:07:25.22
>>1より
■700円のジュースを80円で売り抜け
事件はこれだけにとどまらない。コメ、冷凍グラタン、トナーカートリッジに
ロボット掃除機…。府警によると、心優花は、ありとあらゆる品物をだまし
取っていたとみられているが、長野県の農家の場合は、ジュースだった。
今度は水産物でなく、農産物を中心とした商談会。心優花の社員に営業を
かけられたフルーツ農場経営の男性は、リンゴジュースと洋なしジュース
計約6900本を納品したが、まんまと持ち逃げされた。
こちらもコメ農家のときと同様、「月末まで待って」「振込先を間違えた。
数日かかる」と言い逃れをされ、不審に思って電話をかけてみたら、
「この電話番号は使われていません」の音声が。インターネット上から
ホームページも消えていた。
府警は7月、この事件で張容疑者らを再逮捕。1本680~700円程度で
仕入れた(だまし取った)リンゴジュースを、はるかに安い80~120円で
転売するなどし、利益を得ていたという。
■被害総額は1億円超か
府警によると、これまで福島や岩手をはじめとする28都府県の約100業者が
心優花による詐欺被害を訴えているといい、被害総額は1億3800万円
以上にのぼるとみられる。
張容疑者らがこれだけ大規模に〝商談〟を繰り広げることができたのは、
「経験」があったからかもしれない。
事件ではまず、休眠会社だった「心優花」をブローカーから数十万円で買い取り。
ホームページやパンフレットを用意し、ハローワークを通じて社員を集め、
稼働している会社に見せかける。そうして準備を整えた上で、取引を持ちかけ、
十分に稼いだところで突然姿を消していた。
府警の捜査関係者は、張容疑者らについて「会社を変えながら、ずっと取り込み
詐欺を繰り返してきた詐欺グループで、一味は『職業詐欺師』といえる」と指摘。
実際、張容疑者は昨年6月、心優花ではない別の会社を舞台にした取り込み
詐欺事件で、愛知県警に逮捕されていた。
だまし取った商品を廉価で転売できたのも、長年の経験で、非正規ルートで
商品を仕入れて投げ売り同然の価格で転売する「バッタ屋」と呼ばれる業者を
複数知っていたからこそなのだろう。
心優花の事件に関連し、取材に応じた福島県の食品会社の男性役員(39)は
「(心優花以外にも)東北の企業が展示会や商談会で嘘の取引を持ちかけられる
ことは多い」と打ち明けた。足元を見て、弱みにつけ込んで、カネをかすめ
とろうという卑怯(ひきょう)な輩がまだいる可能性がある。
「被害を恐れて展示会や商談会に出ないという会社もある」と男性役員。
金をだまし取らなくとも、すでに復興の妨げになっている。詐欺師らの罪は重い。
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