15/07/06 15:50:56.54
>>1より
米国統合参謀本部が4年ぶりに「国家軍事戦略」を改訂し、国際法や国際秩序を覆す国
としてロシア、イラン、北朝鮮に加えて中国を名指しした。国防総省も国務省も人工島の
領有権を米国は断じて認めないと示すために、米艦船や航空機を島の12カイリ内に
送り込むべきだとの考えを明らかにしている。しかし、オバマ大統領が決断しない。
6月下旬、ワシントンで開催された米中戦略・経済対話は米中どちらがこれからの世界に
より強くより広く影響を及ぼすのか占うものだったが、目立ったのは、習近平政権の
覇気とオバマ政権の気兼ねだった。
劉延東副首相をはじめ中国側要人全員が新型大国関係の重要性を強調した。
中国の核心的利益と中国式手法を受け入れよという意味であろう。
対する米国はバイデン副大統領らが戦略を欠き、新型大国関係にも「ノー」と明言できなかった。
押し込まれる米国と押す中国。日本にとって戦後最大の危機だ。自立国家として、
日本の国益を自ら守らなければならない局面に、私たちは立っている。
国会で集団的自衛権や憲法について机上の論を重ねて、いかにして中国の脅威から
東シナ海ガス田を守れるのか。日本国民と日本、尖閣も同様だ。政治家は、猛省してほしい。(了)