15/06/30 10:59:00.83 QN6SOOIa0.net
小林よしのり 最新コラム (>>921の続き)
だが、ここで問題が明瞭になる。
自衛隊は軍隊ではないから、「戦死」は認められない。
国のために「戦死」した若者を、相変わらず一般国民が感謝の祈りを捧げられない防衛省のメモリアルゾーンに祀るのか?
これがそもそもおかしい。
さらに、友軍やNPOを守る駆けつけ警護で戦闘に参加すれば、
ゲリラ兵を殺すこともあろうが、ゲリラの中には半分民間人の女子供もいようから、 そういう者も容赦なく殺すことになる。
国際法では軍隊が敵を殺すのは認められるが、自衛隊は軍隊ではないから、軍法会議もない。
殺した相手が民間人か否か判然としない場合は、国内法で殺人罪として裁かれることもあろう。
現憲法下では、自衛隊は国内法のポジティブ・リストを意識せざるを得ず、
国際法のネガティブ・リストさえ守っていればいいという軍隊とは性質が違う。
自衛隊の中には勇ましい者もいて、実戦経験が出来るから腕が鳴ると思う者もいようが、
国民としては自衛隊員を侵略者には出来ないし、あくまでも国のために殉じてくれた英霊として祀るべきだと思っている。