15/06/28 12:38:25.68 DG67LlF80.net
ギリシャ国民にとって、失業率26.6%(直近)であり、
すでにGDPの四分の一を失うデフレに苦しめられている中、
更なる緊縮財政を求めるEU諸国は「悪」に見えるでしょう。
逆に、債権者側であるEUにとっては、カネを返せない立場でありながら、
緊縮財政を拒否するギリシャ国民が「悪」に見えることでしょう。
結局のところ、国際協定(リスボン条約やマーストリヒト条約)で各国の主権を縛ったうえで、
政府や民間の「カネの貸し借り」を自由化するという発想に無理があったのです。
ユーロ圏が一つの国になったならともかく、現実には異なる主権の集合体なのでございます。
ギリシャの事例は、国際協定(TPP含みます)で各国の主権を縛るという発想が、
中長期的には成り立たないという「現実」をまざまざと見せつけてくれるのです。
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