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●徴兵制度FAQ
Q1)徴兵制度って必要なの?
A1)「兵役の義務」を規定してない国はほとんどありません。現在志願制をとっている国もいざ有事になり、
兵力が足らないと「徴兵制」移行できるようになっています。当然我が国でも必要です。
Q2)「空戦海戦で決まるから不要」という人もいるけど?
A2)現代戦は高度兵器による制海権、制空権獲得ののちの歩兵を主力とした陸軍侵攻となります。
正規陸軍同士の激突で決着した後は、非正規軍、ゲリラ、義勇軍などとの戦いになります。
現代戦の海空戦はかなり早く決着が付きますが、敵地を占領しそれを何年も維持するにはかなりの人数が必要で
米軍は1991年の湾岸戦争で66万人、イラク戦争でも26万投入しました。
我が国でも例えば大陸で作戦を実施するとなると、志願組だけでは足りなくなって選抜徴兵する可能性もあります。
この場合、警戒任務となり兵の練度、専門技術はあまり必要なく、数ヶ月の訓練で十分です。
Q3)「陸戦も技術が高度化しているから不要」という人もいるけど?
A3)まず大きな勘違いは「高度化」とは「以前は習熟が必要だったものがコンピュータで簡単にできるようになる」
ということ。操作はむしろ簡単で安全になることが多いです。例えば戦車にしても昔はとても操縦が難しいもので
したが今ではオートマの車と同じようになっています。火縄銃が近代銃になって誰にでも
使えてるようになったようにむしろ昔より短期間で戦力化ができるようになっています。
Q4)軍隊に不向きな人もいるので足手まといという意見もあるけど?
A4)軍隊というのは全員が前線でドンパチするのではありません。むしろそうした人は少数派で大半が
経理、補給、衛生とかの任務についています。戦闘部隊と支援部隊の比率を「歯/しっぽ率」と言いますが、
米陸軍で0.13です。基礎戦闘訓練を受けた後、戦闘部隊に不向きと判断されればそうした方面に配属に
なると思われます。
<参考>●戦闘部隊と支援部隊比率(歯/しっぽ率)
・陸軍 戦闘員6万、支援47万→0.13
・空軍 パイロット1.6万、支援36万→0.04
『戦争の経済学』(ミシガン大教授ポールポースト著)
Q5)でも仕事を休職するってのも・・。税収も減るし経済面でマイナスでは?
A5)もちろんマイナス面もあるので実施するかどうかは国防と経済のバランスで決まります。
しかしロシア(1年)、台湾(3ヶ月)、スイス(9ヶ月)などはそれを承知で
実施していますしアメリカも1970年代まで実施していました。徴兵により軍人向きの人が
そのまま志願したり国民の国防意識が高まったり単なる数字以上に国防力が上がるプラス面もあります。