15/06/20 00:24:17.26 6Og8dNM10.net
1]ほとんどの国の憲法では「兵役」は「苦役」ではない
じっさい国際人権規約でも「兵役」は「苦役」ではない。
これが現代のスタンダードな考え方:
URLリンク(www.ohchr.org)
> International Covenant on Civil and Political Rights
>
> PART III
> Article 8
> 3.
> (c) For the purpose of this paragraph the term "forced or compulsory labour" shall not include:
> (ii) Any service of a military character and, in countries where conscientious objection is recognized,
> any national service required by law of conscientious objectors;
2]日本の憲法で「兵役」が「苦役」とされる理由
なぜなら9条があるから(18条や13条から「兵役」=「苦役」は導けない):
> 「立憲主義と日本国憲法」(第2版)高橋和之
> 徴兵制については、諸外国の憲法では兵役を憲法上の(市民的)義務と規定し、それを苦役とは考えていないのが普通であるが、
> 日本国憲法は兵役義務を規定しておらず、平和主義・戦争放棄の規定を置いていることから考えて、
> 苦役に該当すると解すべきであろう。
3]徴兵制度は各国で停止されているけれど?
現代のハイテクを基盤にした戦争では、徴兵制度の運用は非現実的でコストもかかるので、ほとんどの国が停止している。
ただ<兵役の義務>は理念として残っており、これを違憲とする国はない。
ちなみに徴兵制度の停止に反対してきたのは、欧米ではいわゆる<左翼>。
志願制度だと困窮者ばかりが軍隊に入るので、<公正>の観点から徴兵制度は必要だ、というのがその理由。