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★作家・竹田恒泰氏、大混乱の国会を斬る 「野党は提言型政党になれ」
2015.06.14
衆院厚生労働委員会は12日、渡辺博道委員長(自民党)が労働者派遣法改正案の
質疑終了を宣言したことに、民主党はピケを張るなどの審議妨害で徹底抗戦し、
大混乱した。渡辺氏が首などを負傷する“事件”も勃発した。民主、共産両党は、
安全保障関連法案を審議する衆院平和安全法制特別委員会まで審議拒否した。
旧態依然とした国会について、明治天皇の玄孫である、作家の竹田恒泰氏に聞いた。
「審議拒否して、国民は『野党はよくやった』と思うでしょうか。国民が望んでいるのは、
そんなことではなく、もっと実質内容に踏み込むことです」
竹田氏はこうあきれた。旧皇族・竹田家に生まれ、現在、作家や大学講師として活躍する。
労働者派遣法改正案について、民主党は「一生涯派遣の労働者が増える」と反対し、
政府側は「若者が正社員になるための橋渡しを期待している」と強調。自民、公明両党は当初、
12日の採決を予定していたが、民主、共産両党の反発に配慮して来週へ先送りした。
竹田氏は安全関連法案の審議への影響を心配する。
「ここ1、2年で、前例がないくらい、日本をめぐる安全保障環境は悪化しています。
中国は太平洋や東シナ海の支配を狙っている。南シナ海では岩礁を軍事基地化し、
米国との対立が鮮明になっている。これに対し、日本がどうしなければならないのかを
議論すべき時なのに…。国会は何をしているのでしょうか」
安全関連法案について、衆院憲法調査会に参考人として呼ばれた憲法学者3人が
「違憲」と語ったことにも一言ある。
「野党は『政府・自民党が暴走した』と騒ぎ立てていますが、それならもっと本質的な
議論に突きつめていくべきですね。でもそうすると、『憲法改正しか道はない』となる。
それでは困るので、防衛相らの答弁の挙げ足を取っているのではないのか。
日本の危機を危惧し、日本の将来を考えているのなら、野党自身が建設的な提言型
政党になるべきです」 (ジャーナリスト・安積明子)
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