15/06/13 09:13:00.08 ZfMA1EY+0.net
あまりにも複雑なので解りにくいが
大統領のTPP交渉権限法案と失業対策法案が一体になっていて
後者が共和党と民主党ペロシ院内総務等の反対により否決された。
ここで不可解なのは、ペロシがなぜ失業対策法案に反対したかである。
これも複雑だが、そもそも民主党内では、TPPによって米国内の製造業が
大損害を受けると考える議員が結構大勢いる
その理由は、日本の製造業のほうがアメリカよりずっと強いのは自動車など
で一目瞭然であり、その関税を撤廃すればアメリカ製造業が大損害をうけて
失業者が激増するというものである
こうした失業者激増論を前提とすると、今回の失業者対策法案では、
失業支援プログラムがお寒い内容すぎる、支援の予算がきちんと確保できる
仕組みにそもそもなっていない、など問題がある
そこでペロシは、オバマの顔に泥を塗るのを承知の上であえて反対に回った
ということになる。ペロシは下院民主党の大ボスなので彼女がこのように
行動すれば事実上民主党は自主投票になってしまうわけである。