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読売新聞 6月8日(月)18時52分配信
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厚生労働省の有識者懇談会が、健康対策の一環として、2020年までにたばこ、
酒、砂糖などへの課税強化を求める提言案をまとめた。
医療費抑制を目的に、患者の医療費負担について、風邪などの軽い病気は重くし、
重病や難病は軽くすることも盛り込んだ。
提言案は、「保健医療2035」策定懇談会(座長・渋谷健司東大大学院医学系研究科教授)がまとめた。
35年までの中長期的な健康対策や医療制度の将来像を示したもので、近く正式決定し、
塩崎厚生労働相に提出する。厚労省は、提言を実行するため、省内に推進本部を設置し、
財務省などとの調整を進める方針だ。
現在の課税は、たばこ1本約12円、酒は種類で異なるがビールなら1缶(350ミリ・リットル)で77円、
砂糖は消費税のみだ。提言案は、具体的な課税方法などには言及していないが、
「あらゆる財源確保策を検討していくべきだ」と指摘した。課税強化で、
酒の飲み過ぎや砂糖の取りすぎの防止などにつなげたい考えだ。