15/06/06 13:27:18.35
★ヘイトスピーチ条例、慎重論続き継続審議 大阪市議会委
井上裕一、南彰2015年6月6日05時14分
全国で初めてヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)の抑止策をまとめた
大阪市の条例案が市議会に提出され、5日の財政総務委員会で議論された。
委員からは「行政の恣意(しい)的な運用で、表現の自由を侵害する恐れがある」
「審議時間が短い」などと慎重論が続出。継続審議とする代わりに、国に早期の
法整備を求める意見書が可決される見通しだ。次の9月議会での成立も不透明な情勢となった。
条例案はヘイトスピーチを、特定の人種もしくは民族の個人や集団を社会から排除し、
憎悪や差別意識をあおる目的で、侮蔑や誹謗(ひぼう)中傷するもの―などと定義する。
そのうえで、被害を受けた市民からの申し立てで、法律の専門家や弁護士らで構成する
「大阪市ヘイトスピーチ審査会」が発言内容などを個別に調査。審査会の意見をもとに
大阪市がヘイトスピーチだと認定すれば、表現内容の概要や団体・氏名を市の
ホームページで公表し、被害者に訴訟費用を貸し付ける。
ヘイトスピーチをめぐっては昨年7月、橋下徹市長が記者会見で
「やり過ぎで問題だ。大阪市内では認めない」と発言。大学教授や弁護士らでつくる
市人権施策推進審議会の答申をもとに条例案がつくられた。この日の委員会では
自民党などから「審査会の人選次第では、中立性が担保できないのではないか」
などと懸念する意見が相次いだ。
URLリンク(www.asahi.com)