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長江の客船転覆事故、人為ミスの可能性も浮上=現場からの証言も―中国 Record China 6月3日(水)12時12分配信
2015年6月2日、乗客458人を乗せた客船が長江で沈没した事故について、その事故原因が人為的ミスの可能性も
浮上してきた。関係者らの証言を、新聞晨報、楚天都市報、国内大手ポータルの新浪(Sina)など複数のメディアが報じている。
事故は1日午後9時30分ごろ(現地時間、以下同)、江蘇省南京市から長江上流の重慶市に向かっていた東方之星号が、
湖北省荊州市を航行中に竜巻にあおられて転覆したというもの。乗員乗客458人が乗っていたが、
現段階で救助活動が難航を極めており、生存者が14人、犠牲者が7人とされ、大多数の安否が不明という状態だ。
生存者の中に船長が含まれており、公安当局で取り調べを受けている。
その証言で事故原因は竜巻とされているが、ここに人為的ミスが加わった可能性も浮上してきた。
事故が発生する直前の午後9時20分、東方之星号と接触のあった人物がいる。ちょうど同じ場所を
同じ方向へ航行していた別船舶の船長だ。この船長は悪天候に危険を感じて減速を始めたところ、
後方から東方之星号が追い越して行ったという。その直後、船長は航行を断念していかりを下ろした。
その時、VHF無線機を通じて東方之星の乗員から連絡が入った。「そちらへ引き返していかりを下ろす」
と話していたが、数分後に風が一層強くなり、東方之星の姿も黙視できなくなり、無線機の連絡も
途絶えたという。船長は翌日、事故のことを知った。
自動船舶識別装置(AIS)の記録によると、東方之星号の位置情報が最後に取得されたのは1日午後9時31分。
この時刻からさかのぼって10分以内に、下流に向けてUターンするような動きがあったことが確認されている。
船体がUターンしたのは、強風を回避するための人為的な航路変更だったか、あるいは強風にあおられて
船体が本来の航路をはずれたかのいずれかが考えられるが、中国船舶工業集団公司第七○八研究所の船舶設計師・
呉正廉(ウー・ジョンリエン)氏によると、東方之星クラス(2200トン)の船舶が強風によって倒れるという
事態は考えにくいという。
海運業界関係者の別の証言では、「船が航行を断念して下流に引き返そうと方向転換した際に、風向きに対して
横を向いた船体の側面に、風が吹きつけて倒れた可能性はある」という。前出の呉氏も、「強風の中での
方向転換は非常に危険な行為。しかし、なぜそのようなことをしたのかは、詳しく検証してみないと分からない」
としている。(翻訳・編集/愛玉)
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