【月刊正論】安倍首相は天皇陛下の逆臣なのか 八木秀次at NEWSPLUS
【月刊正論】安倍首相は天皇陛下の逆臣なのか 八木秀次 - 暇つぶし2ch2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/06/03 03:23:29.22
>>1より

「先の大戦において日本を含む世界の各国で多くの尊い人命が失われ、多くの方々が苦しい、
また、大変悲しい思いをされたことを大変痛ましく思います。 広島や長崎での原爆投下、
東京を始め各都市での爆撃、沖縄における地上戦などで多くの方々が亡くなりました。
亡くなられた方々のことを決して忘れず、多くの犠牲の上に今日の日本が築かれてきたことを
心に刻み、戦争の惨禍を再び繰り返すことのないよう過去の歴史に対する認識を深め、
平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないかと思います。そしてより良い日本をつくる
努力を続け、それを次の世代に引き継いでいくことが重要であると感じています」

「我が国は、戦争の惨禍を経て、戦後、日本国憲法を基礎として築き上げられ、
平和と繁栄を享受しています。戦後70年を迎える本年が、日本の発展の礎を築いた人々の
労苦に深く思いを致し、平和の尊さを心に刻み、平和への思いを新たにする機会になればと思っています」

ここに安倍首相に対する非難の言葉を探すのは難しい。先の大戦で多くの尊い命が失われたこと、
その犠牲の上に今日の日本が築かれたこと、戦争の惨禍が繰り返されないようにしなければならないこと、
これらは皇太子殿下のみならず、戦後に生きる日本国民共通の認識だ。安倍首相も同様だろう。
『ニューヨーク・タイムズ』は首相を「右翼」「国家主義者」と決めつけ、歴史を直視せず、
修正しようとして中学校教科書の記述を改めさせたと批判がましく書いている。
そしてその安倍首相を苦々しく思っている存在として天皇陛下や皇太子殿下を登場させるのだが、
明らかに無理がある。首相はこの社説が殊更に強調しているような慰安婦に関する国際的誤解を解き、
史実に基づいたものに改善しようとしているだけだ。文字通り「歴史を正しく伝えよう」としている。
社説はためにするものだ。

■政治利用されたご発言

この傾向は日本のメディアにも見られる。朝日新聞出版の発行する週刊誌『AERA』
5月4-11日号は、「天皇、皇后の平和と憲法に込める思い お言葉がいま際立つ理由」と
題する記事で「集団的自衛権の行使容認が閣議決定され、戦争放棄をうたう憲法9条の改正も
視野に入るなど、日本社会の右傾化が懸念されるなか、天皇、皇后両陛下の言葉こそ、
平和の最後の砦のようになっている」とし、次のように締め括る。

「戦後70年を迎え、戦争を体験した世代が少なくなった。歯止めを失ったように、
日本社会の憲法や平和に対する考え方は急速に変容している。本来、政治とは一線を画すはずの
両陛下の言動が際立って見えてくるのは、その社会の裏返しにほかならないのだ」

安倍政権の下で日本社会が右傾化する中、本来であれば政治的発言を慎むべき立場にある両陛下が
右傾化にブレーキを掛け、「平和」のために已むに已まれぬ思いで発言なさっているという筋書きだ。
私は本誌昨年5月号のコラムで両陛下の憲法についてのご発言が政治利用される恐れを指摘して
「違和感」を表明したことがあり、この記事でも「メディアに政治利用された」とコメントしている。

八木秀次氏 昭和37(1962)年、広島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。同大学院政治学研究科
博士課程中退。憲法学専攻。高崎経済大教授など歴任。著書に『憲法改正がなぜ必要か』(PHP)など。

(終わり)


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