15/06/01 22:37:08.21 *.net
「極めて重い責任だと思う」。個人情報の流出を招いた日本年金機構の水島藤一郎理事長ら幹部は1日、
東京・霞が関で会見を開き、深々と頭を下げた。対応にも万全を期す考えを示して不利益はないと断言したが、
二次被害については否定できず、流出経緯についても、捜査への支障を理由に歯切れの悪い回答に終始した。
1日夕に開かれた会見には、水島理事長のほか、別の理事とシステム開発の責任者らも同席した。
加入者の年金情報を扱い、高い倫理観が求められる機構内のずさんな管理。
「事案を発生させたことについて深くおわびします」。冒頭、こう謝罪した水島理事長らは、
情報管理を徹底する中で複数の職員が不審なメールを開封する不手際を認めたが、
具体的にどのような経緯で情報が奪われたのかや、年金機構自体が標的にされたのかなど、
詳細については「捜査に触れる」として明かすことはなかった。
一方、流出した情報を使って住所変更することは可能で、「ねんきん定期便」といった
郵便物が届かなくなる可能性はあると説明。水島理事長は「不利益がないように、
機構が一体となって全力を尽くして対応に当たりたい」と述べた。
また、口座変更などはできないと指摘し、肝心の加入者の年金に手が出される可能性は完全に否定。
だが、消費者金融などでの情報の悪用や、既に住所が書き換えられたといった被害について水島理事長らは「分からない」と繰り返した。
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