15/05/30 18:30:46.51 m5Y2xJhQ0.net
祖父93歳、祖母92歳。どちらも生涯で数度しか病院に行ったことがない現役の農家である。
稲作農家である母方の実家は、毎年、結構な数量の米が収穫されるが、
米屋には売らずに、近所に住む20~30代の家庭持ちに安価で売っている。
スーパー価格の半額程度だろう。
「ワシらのような年寄りや子供(60代)より、若い世代が大事じゃろ」
「ワシらが面倒診て貰うのではなく、ワシらが面倒見てやらんといかん」
「若者たちの負担を減らしてやらんとのぅ」
という理由らしい。 そして、祖父母は病院を嫌う。
「こんな年寄りが病院に行くと周囲が迷惑する、社会に迷惑かける。あっさり死ねば良い」
また、経済ニュースを見るたびに、
「こういう社会を作ってしまったのはワシらのせいだ」
と若者世代に謝罪する。団塊の世代である子育てを失敗したと。
20歳でフィリピンの戦地に送られ、戦傷で片方の鼓膜破裂と背中に大ヤケドを負った。
その後はフィリピンのアメリカ軍に1年ほど抑留され帰還した。
戦争による手当て?保証?も申請しなかった。
社会に迷惑をかけるということで病気があっても病院には行かない。
長く生きさせて貰って忍びないが、せめて生涯現役でありたいと農家をやっている。
収穫された米は20~30代の若い世代へ安価で売っている。スーパー価格の半額以下。
全ては悔悟と罪滅ぼしという