【国際】「逆さ地図」で見る、中国にとって邪魔な日本 強引に海を渡ろうとする中国の真意at NEWSPLUS
【国際】「逆さ地図」で見る、中国にとって邪魔な日本 強引に海を渡ろうとする中国の真意 - 暇つぶし2ch3:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/05/26 19:01:56.80
>>2より

■波紋を呼ぶAIIB、本当の狙い

こうした側面から見ると、中国が主導することでも取りざたされているAIIB
(アジアインフラ投資銀行)も極めて重要な意味を持ってくる。

URLリンク(tk.ismcdn.jp)

習近平政権は、2013年秋に「シルクロード経済ベルト」と「21世紀海洋シルクロード」からなる
「一帯一路」構想を打ち出した。さらに2015年1月には「一帯一路建設耕作指導小組」という組織を組み上げ、
その具体化に乗り出した。

AIIBもこの構想の枠組みで見ていくと、おのずとその性格が見て取れる。中国はAIIBに500億ドル、
シルクロード基金に400億ドルの出資を表明している。AIIBはアジアのインフラ開発に投資することを
目的としたものであるから、「一帯一路」構想とも合致する。

シルクロード一帯に港湾、交通網、商業施設などを建設する構想は、中国の企業が恩恵を得るのみでなく、
地域の諸国にとっても経済的なメリットがある。しかし、海洋シルクロードでは、その戦略的側面を
人民解放軍がリーダーシップをとって推進していることが明らかとなっている。アメリカのアジア回帰の
勢いを失わせ、中国が新しいイメージで影響力を勝ち取る助けにしようとしているのだ。

海洋シルクロードの実態は、見かけ上は平和な戦術を取っている。しかし、主たる目的は互恵的協力ではなく、
戦略的優位の獲得であると見て間違いない。

雲南省昆明を起点としたシルクロード経済ベルトも、AIIBなどの資金を利用しながら、高速鉄道、自動車道、
パイプライン、光ファイバーケーブルを施設して、古(いにしえ)のシルクロードを再活性化する構想である。

URLリンク(toyokeizai.net)

その経路として現在3つのルートが想定されている。ひとつが中央アジアから中東を通るルート、
もうひとつが中国沿岸から発する海上ルート、さらには雲南から東南アジアに延びるルートだ。

中央アジア、東南アジアともに、自国産業の発展をどう果たしていくかが重要な課題だが、
圧倒的な力を持つ中国を前に、経済的イニシアチブを取ることは難しく、
中国の勢力下に取り込まれてしまう可能性が極めて大きい。

■「逆さ地図」的発想のススメ

このように地図を逆に見ることをはじめ、自在に地図の見方を変えてみると、
現在、目の前で起きていることの本質が見えてくる。

グローバリゼーションの時代に、地政学を持ち出して情勢を分析するのは古色蒼然とした考え方である
という見方もあるが、ランドパワー国家・中国の動きは、共産党一党独裁政権の政治体制とも相まって、
地政学が生まれた時代である19世紀的国家のビヘイビアに近似している。

地政学的ファクターを用いてアプローチしていけば、一見、複雑そうに見える中国の動向が明確化してくる。
中国に限らず、現在、世界で起きているさまざまな国際間の現象を、地政学の視点で見ると、
思いがけない事実が見えることがある。

ぜひ、地図を逆さまに見ることで、発想の逆転をしてみてはいかがだろうか(詳しくは5月15日発売の
『「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質』(SB新書)でふれているので、ご一読いただければ幸いである)。 (了)

URLリンク(toyokeizai.net)


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