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★日本の中韓との和解、トップの「行動」と「映像による政治的発信」が重要=ブラント元首相のゲットー跡地での献花、効果あった―ドイツ駐日大使が会見
配信日時:2015年5月26日(火) 7時20分
2015年5月25日、ドイツのフォン・ヴェアテルン駐日大使は日本記者クラブで、
「ドイツの戦後和解」について記者会見し、ドイツが宿敵だったフランスやホロコーストの
被害を与えたイスラエルと和解できたのは「信頼を築き発展させてきたためだ」と指摘。
トップが「行動し映像の形で政治的な発信をすることが非常に重要」と強調した。
その好例として、(1)ブラント西独首相(当時)がゲットー(ユダヤ人強制収容所)
跡地でひざまづいて献花したこと、(2)コール西独首相とミッテラン仏大統領が
英仏兵士多数が戦死し眠る、ヴェルダンの納骨堂前で手をつなぎあったこと―を挙げた。
同大使の発言要旨は次の通り。
欧州と東アジアは状況が違うので一概には比べられない。しかしドイツが宿敵だった
ドイツとフランスが、信頼を醸成し、和解できたということは、この地域(東アジア)
においても可能であるとの希望を与えていると思う。
イスラエルと(ホロコーストの被害を与えた)“悪者”ドイツが和解できたのも、
信頼に満ちた関係を築き発展させてきたためである。東アジアにおいてもこのような
関係が生まれるものと確信している。ドイツとイスラエルとの間で可能になったことが、
何故、日本と韓国、中国の間で不可能かわからない。
口で言うことよりも(トップが)行動し映像の形で政治的な発信をすることが非常に重要だ。
例えば、ブラント元首相がポーランドのゲットー(ユダヤ人強制収容所)跡地でひざまづいて献花した。
また、英仏兵士多数が戦死し10万人が眠る、ヴェルダンの納骨堂前で、コール西独首相とミッテラン
仏大統領が手をつなぎあった。これらの映像は全世界に発信され、共通の記憶となった。
これはドイツが発言をしたり賠償金を払ったりした以上にドイツにとって効果的であった。(八牧浩行)
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