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三重県伊賀市の前総務部長長谷川正俊被告(59)=現総務部付=が知人から約530万円を
だまし取ったとして詐欺と有印公文書偽造・同行使の罪で逮捕、起訴された事件で、伊賀市が
数十年前から在日韓国人や在日朝鮮人を対象に住民税を減額していた措置を長谷川被告が
利用し、市内の元在日韓国人から約1800万円を着服していた疑いのあることが分かった。
税務課に勤務経験のある職員によると、30年以上前は、在日韓国人らが窓口に来た際、一般
職員ではなくて、係長級職員が直接受け付け、減額していたらしい。
市は「守秘義務があり、措置があったか、着服していたかは現段階では話せない」としている。
長谷川被告は市内の会社社長男性(49)から税金の相談を受け、01年12月と翌02年3月に
計約530万円をだまし取り、市長公印を押した偽の公文書を渡した罪で9日に起訴された。
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(中日新聞 2007.11.11)