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★日本が被爆地訪問を再提案 NPT会議の文書削除問題
ニューヨーク=金成隆一2015年5月14日16時06分
国連本部で開催中の核不拡散条約(NPT)再検討会議で、最終文書の素案から世界の指導者らに
被爆地訪問を提案する部分が削除された問題で、日本政府の代表団は13日の会合で、
削除された文言を復活させるよう訴えた。日本の要求に賛同する国も相次いだという。
核軍縮を扱う委員会の8日付の最初の素案は、原爆投下から70年の節目に世界の指導者や
若者に「核兵器使用の壊滅的な人道上の結末を自分の目で確認し、生存者(ヒバクシャ)の
証言に耳を傾けるため」として広島や長崎への訪問を提案していたが、
12日付の第2稿で削除された。中国が11日の会合で削除を求めたことが明らかになっている。
これを受け、日本は13日の非公開会合で記述の復活を要求。出席者の一人によると、
日本の訴えをラテンアメリカや欧州、オセアニアなどの国々が支持した。
核兵器の非人道性を訴える国々が目立ったという。出席者は「被爆地訪問が、
核兵器の被害実態の理解を助けると考えるのは自然。歴史認識の問題ではない」と
朝日新聞の取材に述べた。
次の素案は14日に加盟国に配布予定。会議は22日までの最終文書の採択をめざしている。
(ニューヨーク=金成隆一)
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