15/05/13 12:32:31.65
>>1より
たとえば、何をいつ報じていいか、どのように報じるかを定めた「黒板協定」が有名だ。
「権力の監視」なんて胸を張るマスコミが、このような権力側が定めた“縛り”に甘んじて
いるのは、このシステムで自分たちの優位性が保たれているからだ。
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■記者クラブという“牧場”で記者たちを“家畜”として囲い込む
クラブにちょこんと座っているだけで自動的にペーパー(発表資料)が送られてくるので、
最低限の情報は得ることができる。さらに、クラブ記者はさまざまな取材便宜をはかって
もらえるので、クラブ外のジャーナリストやメディアとは比較にならないほど多種多様な
情報にアクセスできるのだ。
だが、実はこのシステムの恩恵を記者よりも享受しているのは、なにを隠そう権力側なのだ。
広報窓口を一本化して効率を良くするというのは、表層的なメリットに過ぎない。
記者クラブの真の旨味は、大手メディアを閉鎖的なコミュニティに囲い込むことで
競争力を奪い、思いのままメディアコントロールをすることにある。
クラブの発表だけを報じていては単なる「官報」になってしまうので、記者たちはクラブ外で
高級官僚やら政治家という権力側の人間にアプローチして関係を構築し、独自の情報をリーク
してもらう。いわゆる夜討ち朝駆けというやつで、これがクラブ記者たちの取材の差別化
となっている。つまり、いかに権力に肉薄するかというのが勝負の分かれ目なのだ。
権力側はこれをよくわかっている。というよりも、逆手にとる。横並びの発表にならされているだけに、
「これはあなたにだけ話そう」ともったいぶって情報を流すと記者は喜んでこれに飛びつく。
元高級官僚の高橋洋一氏が「さらば、財務省」(講談社)のなかで、マスコミ記者というのは、
何も知識がなく、官僚側が出すペーパーをくれくれとなんの疑いもなく食っている「ヤギ」の
ような存在だと書いている。この“ジャーナリストの家畜化”に、記者クラブという“牧場”が
一役買っているというわけだ。
つまり、自民党が呼び出す遥か遥か大昔から、マスメディア、中でもとりわけテレビ局は、
権力側からガチガチに自由を奪われているのだ。
それは今回、呼びつけられた幹部の顔ぶれを見てもわかる。NHKの堂本光副会長は昭和49年に
入局後、政治部長、報道局長を歴任してきた。テレ朝の福田俊雄専務も朝日放送報道局報道
センター政経担当部長やANNニュースセンター長などを歴任。先ほどの高橋氏の言葉を借りれば、
おふたりとも筋金入りの「ヤギ」ということになる。
こういう権力側と二人三脚でやっていた人たちが、自民党に呼ばれたくらいでうろたえるとは
考えづらい。萎縮するとかなんとかいう以前に、そもそも権力側が嫌がるところをねちっこく
ついてきたというイメージもない。
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■ヤギ記者と権力のバトルはプロレスの「アングル」に似ている
ずいぶん厳しいと思うかもしれないが、これはなにも私だけが言っているわけではない。
国境なき記者団が発表する「世界報道自由度ランキング」で日本は61位。大統領の悪口を
書いた産経新聞の記者を起訴した韓国よりも低いし、見上げれば気に食わない記事を書いた
ジャーナリストをしょっぴくような国がゴロゴロ並んでいる。
これは裏を返せば、日本はジャーナリストを殺したり、監禁をしたりせずとも、
きっちりと自由を奪うことができるという権力側にとって非常にありがたいシステムが
機能しているということだ。
こういう根本的な問題に光が当たらず、「呼びつけ」やら「官邸からのバッシング」に大騒ぎする。
こうなるともはや鈍感を通りこえて、わざとじゃないのかと勘ぐってしまう。>>3へ