15/05/11 22:37:27.84 VkyGeAGs0.net
>>2
一般的でない日本人の例
> ソレカラ一つも二つも年をとれば、おのずから度胸もよくなったとみえて、年寄などの話にする神罰冥罰(みょうばつ)なんということは大嘘(だいうそ)だとひとりみずから信じきって、
> 今度はひとつ、いなり様を見てやろうという野心を起こして、私の養子になっていた叔父様のうちのいなりの社(やしろ)の中には何がはいっているかしらぬとあけてみたら、石がはいっているから、
> その石をうっちゃってしまって代わりの石を拾うて入れておき、
> まもなく初午(はつうま)になって、幟をたてたり太鼓をたたいたりお神酒を上げてワイワイしているから、私はおかしい。
> 「ばかめ、おれの入れておいた石にお神酒を上げて拝んでるとはおもしろい」と、ひとりうれしがっていたというようなわけで、
> 幼少のときから神様がこわいだの仏様がありがたいだのということはちょいともない。
> うらない、まじない、いっさい不信仰で、狐狸(きつねたぬき)がつくというようなことは初めからばかにして少しも信じない。
> こどもながらも精神はまことにカラリとしたものでした。