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今月8日に、およそ26年間に渡りフィリピンで14歳~70歳までの女性、延べ1万2千人以上を
売春した横浜市の中学元校長、高島雄平容疑者(64歳)が児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の
容疑で逮捕されたというニュースは世間に大きな衝撃を与えた。
そこで、『週刊プレイボーイ』ではフィリピンを拠点に活躍する「開高健ノンフィクション賞」受賞作家、
水谷竹秀氏に現地の斡旋者や被害者の取材を依頼。
さぞや、フィリピンの女性被害者などからは怒りの声が聞こえてくるのかと思いきや、
返ってきた反応は意外なものであった。
■「フィリピンに戻ってきてほしい」
高島雄平容疑者(64歳)の顔写真を見せると、目の前に座るフィリピン人女性、マリア(仮名、43歳)は
涙を流し始め、写真に何度もキスをした。しばらく沈黙の時間が流れた後、マリアは口を開いた。
「私が紹介した女のコに聞いてもらったらわかるけど、誰ひとりとして高島さんのことを悪いと言う人はいないよ。
彼は刑務所に入るような人間じゃない。だから無罪になってほしい!」(中略)
高島容疑者に紹介したという女性をマリアに連れてきてもらった。見た目は子供かと思うほど華奢(きゃしゃ)で小さい。
「17歳」と言われても不思議ではないが、見せてもらったIDの生年月日を確認すると22歳だった。
「私たちの中には童顔のコも多いけど、みんな成人よ!」
この女性は高島容疑者の「お気に入り」だったらしく、ホテルでのヌード撮影や公園での私服姿の撮影だけでなく、
高島容疑者とセックスをしているところを彼に頼まれたマリアが撮影したこともあったという。
「高島さんはよくデジカメを貸してくれて、撮影の仕方も教えてくれたの。高島さんに撮ってもらった
私服姿の写真は今も家に2枚飾ってあるよ。いやな時は断ると彼は撮影しなかったし優しい人だったわ。
事件が片づいたらまたフィリピンに戻ってきてほしい」
どこまで本音を言っているのかわからない部分もあるが、少なくともマリア同様、高島容疑者のことを
悪く思っているわけではなさそうだ。
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