15/04/06 01:07:56.19 /kRIgHXJ0.net
中国では潜在的に不動産や地方債務、理財商品、影の銀行などの「隠れ不良債権」が残されたままだ。
その中で低成長や腐敗撲滅の引き締め策が続くと、1990年代の日本のように
成長停滞が不良債権の規模を雪だるま式に増大させ
追い貸しや飛ばしなどによる問題先送りが負のデフレ・スパイラルを助長させてしまう。
すでに1-2月の新規融資急増でも回復ペースが鈍いという現状は
中国での「回るべきところに資金が回らない」という金融収縮のほか
過剰生産や資源会社の経営悪化などを受けた貸出の収益率悪化といった構造問題が露呈された。
同時に中国ではシャドーバンキング(影の銀行)に対して政策的な資金引き揚げの圧力を強める一方
倒産・失業の急増や信用不安の高まりといったハードランディングを回避させるため
「新規貸し出しの増加で穴埋めを行い、不採算部門や不良債権部門に追い貸しの延命措置を講じている」
(前出シンクタンク幹部)という疑念もくすぶっている。
URLリンク(www.m2j.co.jp)