15/03/17 14:53:53.03
>>1より
・経済効果8兆円超
F3開発は需要創出を通じて経済にも貢献する見通しだ。左藤副大臣は「戦闘機開発には
1100社以上が関連するので経済効果が大きい。雇用や新技術開発にもつながる」と指摘する。
F3の調達機数は、退役するF2とほぼ同じ100機前後になる可能性がある。
防衛省は、国産戦闘機の開発費用として5000億~8000億円を見込んでいるが、
戦闘機にはこのほか、製造や維持、改修、さらに耐用年数経過後の廃棄に至るまで
さまざまな費用がかかる。
同省が09年時点に実施した試算によると、100機のF2の全費用を合計した
「ライフサイクルコスト(LCC)」は3兆3523億円に上る。
新たに戦闘機100機の費用として国家予算から4兆円の支出が行われた場合、
同省は受注する航空機産業などで6兆9000億円の需要が、さらに所得の増えた関連産業の
従業員などによる消費拡大などで1兆4000億円の需要が生まれ、経済効果は合計で
8兆3000億円に達すると試算。これに加え、24万人の雇用機会が生まれるとしている。(佐藤健二)
【用語解説】先進技術実証機(ATD)
日本の技術でステルス戦闘機(F3)の開発が可能かを検証するための機体で、
主契約企業の三菱重工業が開発。飛行試験を通じてステルス技術や高度な姿勢制御技術などを
検証する。非公式なコードネームは富士山を意味する「心神」。偵察機サイズで火器も積んで
いないのに対し、F3は強力なエンジンの搭載で大型化し機体デザインも全く別物となる。
地上試験用と飛行試験用が各1機あり、合計の経費は約392億円。当初、2014年度内を
予定していた飛行試験はスロットルの不具合で今夏に延期されたものの、F3開発スケジュールに
影響はないという。