15/03/12 13:55:18.35
>>1より
・武富士OBたちの清算はこれから
脱税したということは、「それほど儲かる」ことを意味するが、消費者金融業界に散った
武富士OBたちが、必ずしも順調だったわけではない。
12年6月、弁護士資格がないのに消費者金融への過払い金返還請求を繰り返したとして、
警視庁は請け負いグループ8名を逮捕したが、中心となる55歳の広告代理店経営者と、
その右腕の52歳の女性は、いずれも武富士OBだった。
「広告代理店経営者が、債務者リストをもとに負債に苦しむ司法書士を見つけ出し、
司法書士の名義を借りる形で、債務者の代理人となって消費者金融と交渉。
その際、女性が武富士とは別の消費者金融から持ち出した債務者リストを利用し、
効率的な営業活動を行っていました」(警視庁関係者)
この事件には、過払い金返還ビジネスが陥りやすい2つの危険が秘められている。
ひとつは、「非弁行為」と呼ばれる弁護士法違反の誘惑にかられること。
もうひとつは、効率的な営業のために債務者リストを違法な形で取得し、利用しがちなことである。
武富士の元幹部がいう。
「業績が悪化して社員のモラルが低下すると、過払い金の方に行ったOBから
『1件、5万円でリストを売らないか』といった勧誘が増えた。明白な持ち出しが確認
されたわけではないが、流出した可能性は否定できない」
今回、脱税告発がなされた2社のケースで、「非弁行為」や「債務者リストの利用」が指摘
されているわけではない。だが、脱税の告発を受けたということは、過払い金バブルに乗じて
儲けた企業や経営陣が、他にも「脱税」をしている可能性は否定できない。
過払い金返還というビッグビジネスに群がった連中の違法行為の清算はこれからだ。(了)