15/03/09 14:32:30.12
>>1より
いわば悲観論の李氏と長江実業など香港財閥にせよ、越後氏らの意志を引き継ぐ楽観論の伊藤忠にせよ、
十分に認識しているであろうことは、巨大な市場を抱える中国経済の行方はゼロサムではないということだ。
成長が減速しても、不動産市況が悪化しても、その半面で経済構造改革が進むにしても、変化の中にこそ
ビジネスチャンスがあると考えているに違いない。
■変化の中にビジネスチャンス
李氏の中国離れの動きには対中依存度を引き下げ、リスク分散を図る狙いが透けてみえる。
中国市場からの撤退を意味するものではないと考えるべきだ。伊藤忠にしても、CPを巻き込むことで
保険を十分にかけている。
そこには悲観も楽観もないはずだ。冷徹なる経営者の智力と胆力、参謀を務める業務部スタッフの情報収集と
分析力、そして中国の現場で戦う社員の忍耐と行動力が試されている。(上海 河崎真澄)