15/03/05 14:22:57.69
>>1より
かくしてヤジを飛ばしたことを認めた自民党の山田賢司議員が19日、小此木(おこのぎ)
八郎国対委員長代理とともに共産党控室を訪れ、発言撤回と謝罪を表明する事態に発展した。
ささやくのは自民党幹部だ。
「共産党と内々でヤジを飛ばした議員を特定次第、こっそり謝罪させて済ませることになっていた。
しかし報道が先行してしまった。打ち返しも考えたが、泥仕合になるため、とりあえず引くことにした」
共産党にとって畢竟(ひっきょう)、今回のヤジ騒動が早期に幕引きとなったのは御の字だった。
「不破氏は『イスラム国』と共産党がオーバーラップされることを恐れたのではないか。
党の“過去”がネットで広まれば、党に振り向きつつある若年層に背を向けられかねない。
春の統一地方選を控え、昨年末の衆院選での躍進の勢いがそがれる可能性もある。
それは党にとって危機だ。だから間髪入れず対応したのだろう」(共産党ウオッチャー)
同党には「できれば問題にしたくないが、沈黙に徹するわけにもいかない」という事情があった
というわけだ。騒いで問題が長引けば、寝た子を起こし墓穴を掘ることになる。
それが「発生」から3日でケリがついたのだから安堵(あんど)といったところだろう。
確かに「テロ政党」という表現はストレート過ぎる上、国会でのヤジとしては品位に欠く。
朝日新聞の社説は「議会の華」としてのヤジを「言論を生業とする政治家ならではの絶妙な
『突っ込み』」と定義していたが、そうたり得ないことは認めよう。
しかし山田氏、そして自民党があっさり発言撤回と謝罪で共産党に“全面降伏”したことが解せない。
党として来年度予算案審議への影響を配慮したのか。筆者は山田氏を100%擁護するわけではないが、
「テロ政党」なる表現が、共産党の主張する「誹謗中傷」にあたるとまでは考えていないからである。
共産党嫌いを公言する維新の党最高顧問の橋下徹大阪市長は2月20日、同党所属の豊田貴志
京都府議が議会で共産党を「テロ政党とも評される」と述べたことに対し「(テロ政党という)
発言はだめだ」とダメ出ししたが、筆者は橋下氏の見解に完全には与しない。
手元の「新選国語辞典」(小学館)によれば、「テロ=テロリズム」とは「暗殺・暴行・粛正などで
政治上の反対者をたおすこと。また、その方法でおこなう政治。政治的暴力主義。恐怖政治」である。
つまり政治的目的達成のために暗殺や暴行、粛清、破壊活動など直接的暴力やその脅威に訴える行動のことだ。
共産党が過去に「テロ」に相当する非合法な武装闘争や暴力革命を先導したことは事実である。(以下略)
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