15/02/26 23:10:07.40
>>1より
・統廃合で競争力強化
統廃合の動きとしては2013年に、今治造船と三菱重工業がLNG船舶部門を切り離し、LNG船を
専門に製造する「MILNGカンパニー」を設立。同年には、アイ・エイチ・アイマリンユナイテッドと
ユニバーサル造船が合併し、世界4位となるジャパンマリンユナイテッド(JMU)が誕生した。
さらに、昨年10月には、名村造船所が佐世保重工業を子会社化し、国内ではJMUに次ぐ規模になった。
三菱重工業は、戦艦「武蔵」を建造した長崎造船所で手掛ける造船事業を、今年10月1日付で分社すると発表。
LNG船などを建造する全額出資会社と、船の部品となる船体ブロックを製造する事業会社を設立することを決めた。
こうした再編やコスト改善に向けた改革に加え、「円安で15%は(日本船の)船価が下がった」
(市場関係者)ことも加わり、急速に競争力を高めている格好だ。このため、とくに液化天然ガス
(LNG)船や超大型コンテナ船など高付加価値分野で日本と直接競合することになる韓国勢は焦りを
隠せないでいるわけだ。
これまで、海外勢に差をつけられてきた日本勢だが、今治造船の大型ドッグ建設を機に、
他の国内メーカーも追随するような動きが出てくれば、いよいよ韓国勢には脅威となる。
中央日報電子版によると、サムスン重工の関係者は「日本の造船業の最も大きな弱点は中小型の造船所が多く、
今まで建造した船舶の最大サイズが(コンテナ船の場合)1万4000個積みだった」とした上で
「超大型ドックの建設で2万個積の建造までが可能になれば、いつでも韓国に追いつく可能性がある」と、
かつての「造船大国日本」の復活に神経をとがらせている。(了)