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千葉県松戸市の診療所を経営していた「医師」は県警の調べに対し、「30年間無資格だった」と話した。
医療報酬をだまし取ったとして診療所経営者ら3人が24日、詐欺容疑で再逮捕された事件。県警や関係者によると、経営者は診療所を設立しては譲渡していた。
最近10年ほどは松戸市を拠点に、副業や医療機関債の販売にも力を入れていた。
県警生活経済課と松戸東署が再逮捕したのは、「東葛整形外科・内科」(松戸市上本郷)経営の山本武男容疑者(67)(松戸市西馬橋)ら3人。
医師免許がないのに診療報酬を請求、だまし取ったとされる。
茨城県出身の山本容疑者。周囲に「医学部を卒業した」と話していたが、同課によると、実際は専門学校を卒業後、柔道整復師の資格を取得し、
同県内で接骨院を開いた。30歳代中頃、知り合いの医師と柏市で診療所を始めた。
山本容疑者はこの頃から見よう見まねで医療行為を始めたとされ、調べに対し、「医学書で勉強した」と供述。東京・新小岩や柏市などで診療所を始めては
譲渡していたことも分かっており、同課幹部は「同じ場所に長くいると、無免許が明らかになる可能性が高くなるからだろう」と推測する。
また、東葛整形外科・内科周辺の商店経営者らによると、山本容疑者は2006年頃から接骨院、09年頃には東葛整形外科・内科の前身に当たる診療所を始めた。
近くで託児所や定食屋なども開き、患者らに「食べていって」と呼びかけていたが、いずれも短期間で閉めた。
診療所の管理医師には代わる代わる免許を持った医師を雇った。埼玉県の男性医師もその一人で、「みんな(山本容疑者を)『院長』と呼び、私も医師だと
信じていた」と話した。
医療法人が医療機器などを購入するために発行できる医療機関債の販売もしていた。都内の会社社長(68)も誘われ、13年10月に500万円分を購入。
山本容疑者から受け取ったパンフレットには、年利4%を3か月ごとに分割して支払うことが約束されていた。