15/02/18 01:12:28.58
★慰霊碑清掃シーンを撮影
大島小、映画製作に参加
串本町
串本町立大島小学校(富田房男校長、児童41人)は16日、トルコ軍艦エルトゥールル号
(エ号)の殉難将士慰霊碑で行われた映画「海難1890」(12月公開予定)の制作に
協力した。歴代児童が取り組む清掃奉仕のシーン撮影が目的で、配給元の株式会社東映宣伝部は
「作品のエピローグで触れる」としている。
平成10年度創立の現・大島小は、前身の旧樫野小から奉仕を継承し、例年10~11月に
全校一丸で同碑周辺の美化に取り組んでいる。一昨年には小中連携の一環で大島中、
昨年からは樫野区の女性ら有志も参加するなど活動の裾野が広がっている。
在学6カ年を通して、地元で1890(明治23)年にあったエ号遭難救助を端とする
日本とトルコの友好を考えて学ぶ同校児童の象徴的な活動の一つでもあり、
その様子を現代の友好の形の一つとして劇中に記録する事がこの日の撮影の目的という。
この日は秋に行っている奉仕を大島小一丸で再現。芝の上のごみを熊手でかき集めたり
雑草を引き抜いたり、碑を磨いたりする児童の様子が自然体で撮影された。
谷川海斗君(12)は「一人一人がちゃんと働けているところを見てもらえるとうれしい。
掃除をする事でトルコと日本の仲良し(な関係)はずっと続くと思って、
それぞれが頑張っています」とコメント。
清掃後はみんなで集まって笑顔いっぱいに校歌を斉唱し、そのシーンも撮影された。
富田校長は「協力の要請は串本町田原での撮影終了後間もなくにあった。
日程調整は大変だったが無事撮影を終え、(児童の頑張りが)どのような形で作品に
盛り込まれるかが楽しみだ」などと話した。
熊野新聞
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