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★憎悪の連鎖で泥沼化 ヨルダン国王は根っからの「軍人気質」
2015年2月6日 10時26分 日刊ゲンダイ
人質となったパイロットのショッキングな焼殺映像の公開を受け、直ちにイスラム国が釈放を
求めた死刑囚の死刑を執行したヨルダン政府。この報復行為で「憎悪の連鎖」に一歩
踏み込んだヨルダンのアブドラ国王(53)は、もともと好戦的な人物として知られる。
「1999年に即位するまでイラクとの国境付近で治安部隊を率い、密輸取り締まりに全力を注いでいました。
根っからの『軍人肌』で、もともと、国王になる気などさらさらなかったそうです」(現地記者)
62年、首都アンマン生まれ。4歳で渡英し、英オックスフォード大で国際問題を専攻した。
81年には、第2次大戦を主導したチャーチル首相を輩出した「サンドハースト王立陸軍士官学校」
を卒業。帰国後の94年、現地の治安担当の特殊部隊司令官に就任し、98年には少将に昇格と、
トントン拍子で軍人人生を突き進んだ。
父親で前国王のフセイン1世は、90年のクウェート侵攻の際、軍事関与に反対する世論に従って、
米国主導の多国籍軍に参加しなかった。そんな父とは対照的に、アブドラ国王はイスラム国と
戦う有志連合に加わり、積極的に軍事介入を行っている。
なるほど、安倍首相と仲良しなわけだが、そもそも、即位前を含め11回も来日した親日家でもある。
腹違いの妹ラーイヤ(28)は、学習院、立命館に留学した経験があり、合気道、剣道もたしなむ。
ネット上で「可愛すぎる」と話題の国王の次女イマン(18)も、06年に来日し、安倍首相の
妻・昭恵夫人の案内で着物の着付け専門学校を訪れていた。一族を挙げて日本との距離は近い。
「アブドラ国王の“憎悪の連鎖”は、イスラム国の思うツボ。トルコをはじめ、中立的立場にある
中東諸国に飛び火すれば、イスラム国をさらに勢いづかせるでしょう。泥沼の戦争状態に陥る可
能性もあります」(戦場ジャーナリストの志葉玲氏)
“密接な関係”にある日本も、巻き込まれる日が来るかもしれない。
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