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★イスラム過激派、ネットでの探知警戒=「足跡」残さず、捜査遅れも
【パリAFP=時事】イラクやシリアで勢力を拡大した「イスラム国」などの
イスラム過激組織が宣伝や戦闘員の獲得でインターネットを活用する一方、
当局の通信傍受を避けるため、ネット上で身元を隠す動きが広がっている。
フェイスブックでは投稿者の位置情報や登録名が公開されることがあり、
「足跡」から人物の特定につながる可能性がある。昨年11月、シリアへ
行った28歳の男がフランスに帰国後、ネットに掲載した情報に基づいて
禁錮7年の判決を受けた。
当局の取り締まり強化を受け、過激派は「スカイプ」や「WhatsApp」
などのメッセージ通信用のアプリケーションを利用し、手口を変えている。
フランス司法警察のテロ対策部門責任者は「われわれの調査対象は
コンピューターに習熟するようになった。暗号化ソフトやデータ消去方法を
熟知している」と説明する。
この責任者は、過激組織による「闇サイト」の利用も増えていると指摘。
また身元の特定を防ぐため、携帯電話を持たず、フェイスブックのアカウントを
所持しないといった対策が取られ、捜査の遅れにつながっている。
昨秋、イスラム国は戦闘員に対し、ツイッターでは場所を明かさず、
顔写真はぼかすなどの指示を出した。米シンクタンクのヘリテージ財団による
最近の報告で「シリアのイスラム国はコミュニケーション戦略を変えている」
と分析した。(2015/01/31-17:16)
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