15/01/30 15:02:26.50
>>1より
武力行使をジハード(聖戦)と位置づけるイスラム過激派のジハード主義者ですが、彼らをそうさせたのは
米国だとも言われます。また米国のみならず、中東のさまざまな地域情勢には少なからず西側諸国が関係しています。
例えば、アフリカ北部にあるエジプトは、縦の南北と横の東西にそれぞれまっすぐの国境線が引かれていますが、
これはエジプトを支配していたイギリスなどが定めたものです。
すなわち世界で起きていることは全て結果であり、そこには必ず原因があります。その原因を知るには、
少なくとも20世紀初頭の第1次世界大戦、もっと言えば帝国主義の時代にまでさかのぼる必要があるでしょう。
今起きている現象だけを見て善し悪しを判断するのではなく、様々な理由や因果があって現在に至ることを
理解するべきです。もちろん、人質を取って命を奪うような行動を肯定するつもりはありませんが、
なぜISILがそうなったのか、歴史を振り返って学ぶことは極めて重要です。
・“消せない証拠資料”として残る紙媒体
今回の事件をはじめ世界では色々な問題が起きていますが、思うに行き着く先にあるのは「メディア」と
「教育」です。きちんとした教育がなされ、メディアが情報を脚色することなく報道しさえすれば
もっと良いのに、と思うケースが多々あります。
国会議員は選挙民である有権者の判断によって選出されますが、霞ヶ関の役人は選挙とは関係ない
学校の成績で決まります。
学校の勉強ができる人と賢い人は別ですが、勉強さえできれば官僚などのリーダーになれてしまう。
賢い人がリーダーになればいいですが、勉強はできても賢くない人がなってしまったら大変です。
だからこそ、勉強とは違う知恵を身につけることが大事ですが、最近は学生に話を聞くと新聞を読んでいる
人が少ないように感じます。一人暮らしならまだしも、実家で家族と暮らしているにもかかわらず新聞を取らず、
「情報はネットで」という人が増えている。
ネットには即時性もあり、必ずしも悪い点ばかりではありませんが、消すことができるという側面もあります。
逆に新聞などの印刷物は、一度発行すると回収ができないことがあります。だから資料になり得るということがあるのです。
いずれにせよ、2015年の世界情勢は早くも混迷の様相を呈しています。こうした状況下でこそ、
メディアのあり方、歴史教育のあり方を原点に立ち返って考えることが大切です。
特に、縄文時代から教えるような歴史教育は見直すべきではないでしょうか。(了)