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★【社会】官邸前で ネットで 教会で 「助かるまであきらめない」
2015年1月29日 朝刊
「FREE KENJI」(健二さんの解放を)。都内各地では二十八日夜、後藤健二さんの解放を
願う集会が相次いで開かれた。永田町の首相官邸前では約百五十人(事務局発表)が集まり、
解放を訴える英語やアラビア語のメッセージを記した紙を掲げた。ろうそくと紙コップで
つくったキャンドルを手にする人も。後藤さんの帰郷を切願し「ふるさと」を合唱した。
千葉県松戸市の会社員鈴木健太郎さん(37)は「後藤さんは大切な仕事をしており、
何とか助かってほしい」と真剣な表情。NGO「ピースボート」スタッフの椎名慈子
(のりこ)さん(18)は「人ごとではなく、自分のことと考えて来た。絶対に
助かるまであきらめない」と前を向いた。
後藤さんと親交のあるジャーナリストらは、千代田区のインターネットメディア
「OurPlanet-TV」スタジオに集まり、解放をアピールする放送を流した。
アラビア語の同時通訳が入り、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会のメンバーらが
声明文を読み上げた後、参加者が一人ずつカメラに語り掛けた。
報道写真家の豊田直巳さん(58)は「私たちの役割は差別や暴力、戦争のない世の中をつくること。
後藤さんの解放は平和につながる。後藤さんに再会したい」と訴えた。
ジャーナリスト綿井健陽(たけはる)さん(43)は「後藤さんは私たちの良き友人であり、
すべての人の良き友人だ」と呼び掛けた。
後藤さんが通う日本基督教団の田園調布教会(大田区)では約三十人の信者が集まり、
救出を祈った。知人で近くに住む坂内(ばんない)和典さん(86)は「後藤さんが再び
日本の地を踏めるよう祈った。彼の今の境遇を考えるとつらい」と、うつむきながら語った。
(中山高志、土門哲雄、菊谷隆文)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
首相官邸前で後藤健二さんの解放を訴える人たち=28日夜、東京・永田町で
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)