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★【首都圏】「人癒やす 生きた彫刻」 「少女像」制作の夫妻 都内で講演
2015年1月25日 東京新聞
韓国や米国に設置されている「平和の碑」(少女像)を制作した韓国人夫妻が来日し、
東京都内で「なぜ少女はそこに座りつづけるのか」と題して講演した。
民衆美術を実践する夫妻は「歴史を記憶し、人々を癒やす生きた彫刻を造った」と話した。
聞き手は韓国美術・文化研究家の古川美佳さん。約百人が参加した。
来日したキム・ウンソンさん(50)とキム・ソギョンさん(49)夫妻は美術大学在学中、
民主化闘争に加わった「三八六世代」。卒業後、彫刻で社会問題を表現し、
二〇〇二年に米軍装甲車に轢(ひ)かれて死亡した中学生を追悼する作品を制作。
一一年には「慰安婦」の平和への思いを込めた少女像(ブロンズ)を制作、
ソウル市の日本大使館前に設置した。
講演で少女像について「荒々しく切り取られたおかっぱ頭は家族から切り離された苦しみを、
握り締めた拳は怒りを、裸足(はだし)は険しい人生を象徴している。
再び悲劇が起きないようにとの願いを込めた。『反日』の象徴のように曲解されているのは残念だ」
と話した。二月一日まで東京都練馬区のギャラリー古藤で開かれている「表現の不自由展」
で実物大の少女像を展示している。 (編集委員・土田修)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
少女像について話す彫刻家のキム・ウンソンさん(右)とキム・ソギョンさん=都内で
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)
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いすに腰掛けた等身大の少女像は静かに前を見据える。穏やかな表情は見る者を鋭く射すくめるようにも映る。
2011年、韓国・ソウルの日本大使館前に建てられた「平和の碑(少女像)」。旧日本軍の従軍慰安婦を
模したもので、日本では「反日の象徴」と反発する向きもある。「悲劇が再び起きないよう平和を願って作った」。
韓国人彫刻家、キム・ウンソンさん(50)、キム・ソギョンさん(49)夫妻は込めた思いをやはり静かに語った。
間近で見ると、はだしの少女はかかとをわずかに浮かせていることに気付く。
膝の上の両の拳はぎゅっと握られ、左肩には黄色い小鳥が乗る。
東京都練馬区のギャラリー古藤(ふるとう)に展示されている慰安婦の少女像。ソウルの日本大使館前に
建てられたブロンズ像の原型になったものだ。鈍色のブロンズとは違い、ほんのり色づくほお紅が生気を漂わせる。
一見しただけでは分からないが、かかとはすり切れているのだという。
「大変だった人生を象徴している。遠くに連れて行かれ、故国に戻ってきても居場所がない人もいたから」
ソギョンさんが説明を始めた。
切りそろえられていない髪の毛も、家族や故郷とのつながりを断ち切られてしまったことを表している。
肩の小鳥は平和と自由の象徴。「平和を守る守護神として作った像なのだから」
そしてソギョンさんが繰り返し口にするのが「共感」の2文字。像の隣に置かれたいすも作品の一部になっていて、
「隣に座って慰安婦の心を想像してほしい」。少女と目線の高さを合わせ、動かぬ像のぬくもりを感じ、
その時、心はどう動くのか。
「元慰安婦は抱えた心の痛みを払拭(ふっしょく)できない人がたくさんいる。自分が慰安婦だったら、
どう思い、何を感じるか。少女の気持ちになって考えるきっかけにしてほしい」 >>2へ続く
URLリンク(www.kanaloco.jp)