15/01/29 14:37:10.54
>>1より
・“無所属四天王”の入党
二階氏は、二階派所属の無所属衆院議員を自民党に入党させるよう谷垣禎一幹事長に働きかけ、
このうち山口壮氏(兵庫12区)の入党が決まった。二階派には山口氏のほか、「特別会員」として
中村喜四郎(茨城7区)、長崎幸太郎(山梨2区)、小泉龍司(埼玉11区)がおり、永田町では
“無所属四天王”と言う人もいた。
二階氏は4人について「選挙区で勝った。自民党が謙虚に受け止めて、お願いして入ってもらうべきだ」
などと述べている。派閥の勢力拡大への思いもにじむ。
ただ、中村、長崎、小泉各氏の選挙区では、それぞれ麻生派、岸田派、細田派という有力派閥に
所属する自民党現職が比例復活しており、無理に入党させれば領袖が黙ってはいない。
また、山口氏は兵庫選出ながら、兵庫県連が反発していることから和歌山県連の所属となっった。
波紋を呼んだのは間違いない。残る3人の入党にはまだ一波乱ありそうだ。
・衆院選で首相後押し
「解散風が吹いているのは間違いない」「風はもう止まらない」「自民党が圧勝できる態勢をつくる」
二階氏は昨年末、首相がまだ衆院解散を明言していない段階から威勢のよい発言を繰り返して
解散風をあおり、国内世論の地ならしを進めていった。一方で、自派閥の候補者を選挙区や
比例名簿で公認させる根回しを開始していた。
首相が昨年の衆院選を決断したのは、11月初めとされる。当時の党役員会で二階氏は、
谷垣氏に「衆院解散の話はどうなっているんだ」と迫った。出席者の一人が振り返る。
「谷垣氏はのらりくらりとかわしていたけど、彼は思っていることが顔に出る。
あれでみんな、年内解散を確信した」
一方で、自民党ベテラン議員は「二階派は選挙に強くない議員が多い。勝てるタイミングを探り、
首相と一致したのだろう」と冷ややかに語った。
・仕事師
2月には一般人約1000人と韓国を訪れるほか、4月にも中国を訪問する方向だ。
親韓と親中といわれる二階氏。自らと関係が深い国と独自の議員外交を展開する。
冷え込んでいる関係改善が狙いだ。
二階氏は安倍首相とは外交・安全保障などの政策では距離がある一方で、役職に忠実な仕事師としても
知られている。首相を揺るがす存在になるのか、経験豊富な軍師となるのか。本人は、周囲をこうけむに巻いた。
「首相はひとつ化けた。偉いもんだよ」
(政治部 沢田大典)