【竹井善昭】政治的中立と人道支援~イスラム国人質事件で考える「日本人の正義」とは?at NEWSPLUS
【竹井善昭】政治的中立と人道支援~イスラム国人質事件で考える「日本人の正義」とは? - 暇つぶし2ch2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/01/27 15:50:38.09
>>1より

・レンタルビデオからブティックまで国際支援で活気づく難民キャンプ

当時、ゴマの難民キャンプに避難していたのは、純粋に戦火によって追いやられた一般の人たちだけではなかった。
かつてルワンダにおいて、フツ族や穏健派のツチ族を虐殺していた軍人や民兵たちが大量に混じっていたのだ。

難民キャンプと聞けば、そこで暮らす難民たちは食うものも着るものもなく、過酷な状況のなかで子どもや
老人など弱い者から次々と死んでいく地獄絵を僕らはイメージする。実際、ゴマのキャンプでも前述するように
コレラの発生によって多くの人が死んでいった。

しかし、その一方で250を超えるNGOの支援により、キャンプのなかにはサッカーグラウンドや映画館、
レンタルビデオ店、パン屋、肉屋、蒸留酒製造所、理髪店、さらにブティックまであり、最新のファッションを
楽しむこともできた。クルマやトラック、二輪の手押し車、自転車や原付バイクが通りを行き交っていた。
キャンプの経済活動はルワンダ国内より活気づいていたという。

また、家具やマットレス、便器、洗面台から牛、山羊にいたるまであらゆる物資が難民キャンプに溢れていたが、
それらの多くはルワンダから盗まれたものだった。持ち主を殺して強奪したものだったという。
難民キャンプの住民は何度も国境を越えてルワンダに戻り、さらに多くの物資を奪った。
これに加えて、数々のNGOからの支援物資である。

当時、イギリスのジャーナリストはこのような状況を揶揄してこのような記事を書いた。

「さあ、ケアで朝食を取ろう。昼食はワールドビジョンだ。それから、ちょっと赤十字に立ち寄って
薬を少々もらって、プラスチック製のシートと毛布を、羽毛はUNHCRでいただこう。」
(「クライシス・キャラバン~紛争地における人道援助の真実」より) 

・NGOの予算が、虐殺者を利するという皮肉

ちなみに当時、紛争当事国であるルワンダには、ほとんどどこのNGOも支援をしていない。
ただ、問題は支援の不平等だけではない。もっとも大きな問題は、このようなNGOの支援が、
フツ族の兵力立て直しのために役立ってしまっていたことだ。

ゴマには、多くの一般市民に混じり、ツチ族を虐殺していた過激派のフツ政府も移ってきていた。
政府軍と共同して、民兵も2万人から10万人がゴマに移ってきたという。彼らはルワンダから大量の武器を
難民キャンプに持ち込み、徐々にキャンプを支配し、NGOが難民に提供する支援物資に「税金」をかけるようになった。

彼らは、毎晩のように国境を越えてルワンダに戻り、「ツチ狩り」を行なった。また、ゴマにいるツチ族の
人間も襲い、殺害した。また、彼らの過激派はNGOに対して、食料の配給センターでの運転手、保守管理技術者、
管理スタッフ、料理人、清掃人、管理者などの仕事を与えることを要求した。NGOによるさまざまな建設
プロジェクトや障害者支援の社会的サービスなど、あらゆるNGOの活動にフツ族の人間を雇うよう要求したのだ。
当然、過激派のリーダーたちはNGOから支払われる給料から「手数料」を徴収した。

つまり、数々の国際NGOたちは、1日100万ドルという巨額の予算を使って、ツチ族虐殺をもくろむ
フツ族過激派を養い、反撃のための兵力立て直しに協力していたことになる。 >>3


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