【正論】白人の世界支配がようやく終わろうとしている今、新しい宗教戦争が始まろうとしている~イスラムテロに絡む歴史の背景 石原慎太郎氏at NEWSPLUS
【正論】白人の世界支配がようやく終わろうとしている今、新しい宗教戦争が始まろうとしている~イスラムテロに絡む歴史の背景 石原慎太郎氏 - 暇つぶし2ch2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/01/23 12:44:03.13
>>1より

≪隷属を強いられた有色人種≫

中世期以後の歴史の本流はキリスト教圏の白人による、他のほとんど全ての有色人種の土地の一方的な
植民地化と収奪による白人の繁栄だった。アフリカや中東、あるいは東南アジアの全ての地域は
西欧諸国の進出によって区分され、植民地化されて、一方的な隷属を強いられてきた。

今日、声高に人権と民主主義を説くアメリカもまた、あの厖大(ぼうだい)なアメリカ大陸を、
原住民だったアメリカインディアンを殺戮(さつりく)駆逐することで領有し国家として成立したのだ。

ちなみにこの世界の中でもっとも長く、最近まで黒人の奴隷制度を保持してきたのはアメリカに他ならない。
その余韻は今でも頻発する黒人に対する白人警察官の発砲殺戮事件として続いている。

近世において近代国家として再生した日本はその中での希有(けう)なる例外だったが、日本もまた、
敗戦後の日本を統治解体したマッカーサーが退任後、アメリカ議会で証言したように、あくまで自衛のための
手段として西欧の列強を真似(まね)して軍国化し植民地支配に乗り出さざるを得なかった。

そうした歴史の流れのもたらした必然を無視して、植民地支配と等質の論拠で戦後に行われた東京裁判での
歴史観を踏襲した「村山談話」なるものを、日本の政府が今さらに踏襲するというのは、歴史の流れという
大きな現実を無視した無知の露呈といわざるを得ない。まして「河野談話」をやである。

起こした戦争を含めて有色人種の中で唯一の近代国家としての日本の誕生と存在は、世界史の流れに
逆らって大きな引き金を引いたのだ。

≪新しい宗教戦争の到来≫

視点を現実に起こっているイスラム系のテロに向け直せば、中世以後のアラブやアフリカが強いられ被った
歴史を見直せば、彼らが今改めて、西欧の神を殺すと宣言して憚(はばか)らぬ所以(ゆえん)の歴史的な
蓋然性に気付くべきにちがいない。

パリの新聞社に向けられたテロについての強い非難の論拠に、フランスがかつての革命で手にして国是として
掲げている「自由、博愛、平等」を踏まえるのは妥当としても、かつて植民地として支配したアルジェリアや
他のアフリカや中東のイスラム圏で、それらの国是がはたして同じ人間のイスラム教徒に保証されていたか
どうかは、あのドゴールさえが手を焼いたアルジェリアを巡る紛争を振り返れば自明のことだろう。

世界中を大きな不安におとしめているイスラム系のテロに冷静に対処するためには、あれらの暴力行為の
歴史的蓋然性について自覚することこそが何よりも肝要に違いない。

要約すれば、数世紀続いてきた白人の世界支配がようやく終わろうとしている今、新しい宗教戦争が
始まろうとしているのだ。(いしはら しんたろう)


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