【宮家邦彦】「報道の自由に限度を設けるべき」と言いながら、ウイグル弾圧にテロを利用 フランスより中国の方がずっと危ない理由at NEWSPLUS
【宮家邦彦】「報道の自由に限度を設けるべき」と言いながら、ウイグル弾圧にテロを利用 フランスより中国の方がずっと危ない理由 - 暇つぶし2ch1:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/01/20 16:48:14.64
★フランスより中国の方がずっと危ない理由
中国株式会社の研究(261)~欧州イスラム過激派テロ事件に便乗する中国の底意
2015.01.20(火) 宮家 邦彦

1月7日正午前、パリ11区にある風刺週刊誌「シャルリー・エブド」本社をイスラム過激派兄弟2人組が襲撃し、
警官、編集長、風刺漫画担当者を含む12人を射殺した。翌日、翌々日には別のテロ犯が警官と人質5人を殺害した。

欧米と中東を揺るがす大事件だったが、中国側の反応もなかなか興味深い。
というわけで、2015年初となる今回は欧州でのイスラム過激派テロに対する中国の動きを取り上げる。

■ブルカ禁止法を導入した中国

今回「さすが」と思ったのは中国側の素早い行動だ。

「新疆ウイグル自治区のウルムチ市内でイスラム女性の伝統的衣装である『ブルカ』の着用を禁止する法案が可決された」
と報じられたのはパリでのテロ事件発生からわずか3日後。

同決定は1月10日付の新疆ウイグル自治区第十二期人民代表大会常務委員会第13回会議を通過し、
関係者の意見を踏まえ適宜修正の上で正式に公布されるという。
 
この新疆ウイグル自治区のイスラム教徒を狙い撃ちするような規則をウイグル人はどう感じているだろうか。
筆者には、フランスの「ブルカ禁止法」に倣って対イスラム教徒弾圧を強める「便乗措置」としか思えない。

中国には2001年の9.11直後にもウイグル人に対する弾圧を強化した前科がある。
しかも今回は、一体何が禁止されたのか、誰にも分からない。その理由から説明しよう。

●そもそも、この決定なるもの、「ブルカ」の着用だけを禁止する規定なのだろうか。
中国語原文には「乌鲁木齐市公共场所禁止穿戴蒙面罩袍的规定」とあるだけだ。

直訳すれば、「ウルムチ市内の公共施設内で覆面の上っ張りを着用することを禁止する規定」である。
要するに、「人間の顔を覆うようなものを着てはならない」ということなのだろう。

●これなら「ブルカ」の着用は間違いなく禁止だ。狭義の「ブルカ」とはアフガニスタンやパキスタン北部などで
見られる女性用の民族衣装を指し、目の部分も網状になっており、女性の顔が完全に隠れるからだ。

「ブルカ」はイスラム系の女性用着衣の中でも最も顔を隠す程度が高く、外からは瞳や眼差しすら見えない。
一種の完全防護服といってもいいだろう。

●次に顔が見えないのは「二カブ」だ。多くの場合、「ニカブ」は1枚または2枚の黒い布で目以外の顔を隠す
衣服を指し、筆者の知る限り、湾岸アラブ諸国で多く見られる。

「目が見える」と言っても、それ以外は真黒なのだから、外から見れば、顔の形状どころか、女性の年齢すら
ほとんど分からない。ブルカに次ぐ完全防御服であり、同種ものは「アバヤ」とも呼ばれている。

●これに対し、頭髪は隠すものの、目鼻口などは隠さない衣装が「チャドル」または「ヒジャーブ」だ。
色は黒が一般的でイランやエジプトでよく見かけるが、黒以外にも色彩は豊かだ。

頭部と肩を隠して顔だけ出す長いスカーフ状のものから、より長く下半身まで隠すものまで種類も多い。
イスラム共和制のイランでも、最近はチャドルを少しずらして頭髪を見せるスタイルが増えており、それがオシャレにもなっている。

さて、中国政府はブルカ、ニカブ、チャドル、ヒジャーブのうち一体何を禁止したのだろうか。実はよく分からない。

昨年12月にウルムチで撮った写真を見直してみたが、そこにはブルカはもちろん、ニカブすら写っていなかった。

散見されたのはチャドルないしヒジャーブだが、それも普通のスカーフを頭に巻いたものがほとんど。
ブルカのような顔全体が隠れる衣装など着ているウイグル人女性には遭遇しなかった。 >>2へ続く

URLリンク(jbpress.ismedia.jp)

※参考画像
URLリンク(www.fluideglacial.com)

関連スレ
【国際】フランスで中国人テーマの風刺画、中国紙が批判「すべての人がフランス人のユーモアを理解するわけではない」
スレリンク(newsplus板)

2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
15/01/20 16:48:26.71
>>1より

■フランスの「ブルカ」禁止法

フランス「ブルカ」禁止法の起源は1905年に遡る。フランス革命の精神に基づき、当時の議会は、カトリック聖職者が
支配していた学校を世俗化するため、学生と教師が宗教的シンボルを身につけることを法律で禁止したのだ。

さらに、2004年にはこの法律を根拠に、フランス公立学校でのブルカ着用を禁ずる判決を裁判所が下している。

その後、2010年には新たに、「公共の場で人の顔を隠すことを禁ずる法律」が制定された。
これが現在いわゆる「ブルカ禁止法」と呼ばれるものだが、内容は中国の新規定と基本的に変わらない。

いずれも「公共の場で顔を隠す行為」一般を禁止するだけで、特定の宗教を差別しているわけではないからだ。
ただし、既にご説明した通り、フランスと中国ではこの禁止法に至る背景が大きく異なっている。

フランスの「禁止法」は「人間の理性」が「宗教的権威」に勝利した結果を維持するためのものであるのに対し、
中国の「禁止法」は漢族による少数民族弾圧を維持するための手段でしかない。

中国が欧州にも同様の規定があることを理由に「ブルカ禁止法」を正当化するなら、中国はまず、欧州と同様、
「言論・表現の自由」を頑なに擁護すべきだろう。当然ながら、中国共産党にそんなことは不可能である。

■反中風刺画に過剰反応する中国

フランスでのテロ事件について中国政府は沈黙している。

最近の中国メディアも、「すべてのテロ行為を厳しく取り締まるべし」とする一方、「この(パリ襲撃事件の)悲劇は
報道の自由に限度を設けるべきであることを示した」、「メディアは無責任な発言を慎むべきだ」などと報じ、
表現の自由がある程度制限されても仕方がないと言わんばかりの主張を繰り返している。

要するに事件の本質を理解していないのだ。

それどころか、中国国有メディアは欧州の「言論・表現の自由」の象徴とも言うべきフランス風刺画の一部を
差別的だとして批判している。例えば、右上の風刺画(リンク先はこちら)を見てほしい。

1月17日付の環球時報は雑誌フリュイド・グラシアルが掲載した風刺漫画に噛みついている。

風刺画のタイトルは「黄禍はすでに到達、遮断は遅すぎたか?」、ベレー帽をかぶった典型的フランス紳士が
人力車を引いている。その人力車には中国人成金と金髪美女が乗っている。中華レストランの前ではフランス人の
ホームレスが飢えている。中国人がパリを傍若無人に闊歩・占領する姿をコミカルに描いたものだ。

この風刺画に対し中国人の識者は、「黄色人種脅威論なる言葉で中国人を辱めるは非常に失礼だ」、
「最近起きている風刺画をめぐるテロ事件を通じて、すべての人が自分たちのユーモアを理解するわけではないことが
フランス人にも分かっただろう」などと批判している。

確かに「黄禍」とは穏やかではないが、この漫画を見ていると、黄禍論よりも、1970~80年代の日本の農協団体旅行を思い出す。

結論を急ごう。中国政府の本音はこうだ。今回の事件は「欧州の9.11」とも言われているが、中国は2001年の際と同様、
事件をウイグル人に対する弾圧強化の口実に利用した。

欧州人が命の次に大切にしてきた「世俗主義」に基づく「言論・表現の自由」には見向きもせず、対テロ戦のための連帯だけに便乗した。
このような姑息なやり方をウイグル人とイスラム過激派の連中はいかに受け止めるだろうか。

■筆者は極めて悲観的だ。

北京はイスラムを力で抑え込めると信じている。欧州の悲劇に乗じ国内のイスラム教徒弾圧を強化するような今の
中国のやり方ではウイグル人との共存など不可能だ。今こそ北京は彼らとの妥協・和解を模索する時期ではないか。

さもないと、現在欧州で起きていることが、そう遠くない将来、新疆ウイグル自治区だけでなく、中国各地で発生する
可能性があるかもしれない。 (了)

3:名無しさん@13周年
15/01/20 18:19:34.81 opLwxd4FY
中国韓国はウソにまみれた「避諱(ひき)」の国です
  URLリンク(note.chiebukuro.yahoo.co.jp)

4:名無しさん@13周年
15/01/20 19:17:29.33 PV54zYJVj
そりゃもう

5:名無しさん@13周年
15/01/21 04:32:37.22 Vvn/zeONO
恐ろしい国、中国

チベットとウイグルを弾圧続ける中国

6:名無しさん@13周年
15/01/22 04:20:00.05 lrFob9wFF
チベット、ウイグルの苦境に欧米は黙り
国連も黙り
何が人権だ!媚中オバマの罪は重い

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