【経済】クリスマス前なのに…バター消えた 昨夏の猛暑で生乳生産減、洋菓子業界悲鳴[11/26]at NEWSPLUS
【経済】クリスマス前なのに…バター消えた 昨夏の猛暑で生乳生産減、洋菓子業界悲鳴[11/26] - 暇つぶし2ch1:すらいむ ★@\(^o^)/
14/11/26 09:52:03.30 0.net
クリスマス前なのに…バター消えた 昨夏の猛暑で生乳生産減、洋菓子業界悲鳴

 ケーキ作りなどでバターの需要が高まるクリスマスを前に、小売店で国産バターの
売り切れが頻発。大量のバターを使う洋菓子店でも仕入れが困難になっている。
主な原因は去年の夏の猛暑による生乳生産量の減少だ。農林水産省は「今年度分は
追加輸入で確保できた」とするが、洋菓子業界では「どこにバターがあるのか」と
悲鳴が上がる。

 今年のバター不足は深刻だ。スーパーの乳製品売り場で棚に空きができたり、
「バター風」などと表示されたマーガリンが棚を占めたりしている。

 「陳列棚に複数個並べると買い占める人が出る。当面は1個ずつしか陳列しない」と
話すのは東京都江東区のサンケイスーパーの水野竜宏社長(50)だ。11月に入って
入荷が減り、多くの客に渡るよう苦肉の策を講じた。

 業務用も供給不足が続く。「知り合いの店では、マーガリンで代用できる菓子に
バターを使うのをやめた。うちは何とか確保できている分、まだ良い方」

 東京都武蔵野市の老舗洋菓子店「パティスリーティアレ」の海道昭彦社長(47)は
諦め顔だ。今月の国産バターの仕入れ値は1本(450グラム)当たり前年同月に比べ
13%も値上がり。納入業者から前年同月比3割カットの制限を夏以降、受けている。
「制限はしばらく続くといわれている」

 バター不足は原料となる生乳の生産量が酪農家の離農などで減っていたことに加え、
昨夏の猛暑が引き金。体力が落ちて乳房炎を起こす乳牛が増え、生産量が前年比約3%減と
なる月が昨秋から続いた。生乳は牛乳や生クリームに優先供給され、保存性の高いバターは
後回しになり、昨年11月から今年6月までのバターの月間生産量は前年同月比
10~23・5%減に。

 一方、バターの輸入には国内の酪農家保護のため高い関税がかけられ、毎年一定量に限り
低い関税で輸入する関税割当制が取られている。国産の不足を受け、国は5月に7千トンの
緊急輸入を決定。さらに9月に3千トンの追加を決め、年度内に計1万トンとした。ただ、
需給の調整は難しく、来年度以降、安定的に供給されるかは不透明だ。

 全日本洋菓子工業会副理事長を務める東京都北区の洋菓子店「シエルボン」の鎌田明彦
社長(73)は「こんなバター不足は初めてだ。生乳生産の回復には数年かかるだろう」と
供給量の確保を求めている。(日野稚子)

産経新聞 11月26日(水)7時55分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)


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