【朝日誤報】元朝日編集委員の山田厚史氏「袋だたきの朝日新聞! リベラルメディアの退潮に喜ぶのは誰か」at NEWSPLUS
【朝日誤報】元朝日編集委員の山田厚史氏「袋だたきの朝日新聞! リベラルメディアの退潮に喜ぶのは誰か」 - 暇つぶし2ch3:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
14/09/11 13:25:15.77
>>2より

吉田証言は限りなく怪しくても、「ウソでした」と表明すれば歴史認識の修正を迫る勢力を勢い付かせる、
という懸念もあった。間違いは潔く認めようという決断のはずが、中途半端な説明となって逆効果を招き、
朝日たたきを招いた。そして雑誌広告と池上コラムの「掲載拒否」へと進む。

批判はしてきたが、批判されることに慣れていない。外からの攻撃に弱いインテリ組織。快くない文字や
文章が自分たちの紙面に載ることを嫌った。掲載拒否は誰が決めたか知らないが、正常な判断力を失った結果である。

「言論の自由」を掲げ、リベラルの旗を振る朝日新聞が、筆者に依頼した原稿の内容が気に入らないから載せない、
というのでは朝日を支援している人さえ離反させる対応だった。

虚報の責任は現・木村伊量社長の責任ではない。が、掲載拒否を招いた責任は社長にある。しかるべき決断があると思う。

■朝日をつぶせという「お祭り」騒ぎ
朝日の失態に読売新聞は販売攻勢をかけている。「朝日32年後の撤回」と見出しのついたチラシを各戸に
配布している販売店もある。産經新聞は、「朝日新聞廃刊」や、「集団訴訟」を主張する言説を掲げ、
言論でなく国民運動として「朝日攻撃」を煽る。考え方の違うメディアを「つぶせ」と言わんばかりの
お祭り騒ぎ。週刊誌も筆がそろって朝日たたきに興じている。日本のメディア史の中で、この動きは後世、
どう書かれるか、とふと思う。

インターネットの登場で、メディアの産業構造は激変している。新聞社を中核にテレビ、出版、文化事業などに
手を広げたメディア複合体が高度成長の日本に形成された。記者クラブで情報を独占し、放送免許を得て事業を
拡大した。政府と繋がって、上から情報を配給する既存のシステム。これを根底から覆すインターネットが
登場した。記者クラブも免許も巨額の設備投資も必要としない無数の発信者が、アメーバー的にネットワークを
形成する時代が始まっている。ピラミッド型の巨大複合体は、構造不況業種になりかねない。

旧メディアの業界は、ブランド力のある朝日新聞を袋だたきにしているが、それは自らが生き残るための共食いなのか。

失われた20年で日本は中国に経済規模で抜かれ、メイドインジャパンの誇りは韓国のサムスンに奪われた。
周辺との力関係の変化がナショナリズムに火をつけて、「ニッポン、チャチャチャ」の空気が充満している。
「日本を取り戻す」という首相の言葉に合わせるように「日本を貶める朝日」というレッテルが貼られる。

朝日の影響力の陰りを喜んでいるのは安倍政権ではないだろうか。窮地は自己変革のチャンスでもある。
現場の記者たちの骨太な危機意識に期待するばかりだ。 (了)


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