【朝日誤報】元朝日編集委員の山田厚史氏「袋だたきの朝日新聞! リベラルメディアの退潮に喜ぶのは誰か」at NEWSPLUS
【朝日誤報】元朝日編集委員の山田厚史氏「袋だたきの朝日新聞! リベラルメディアの退潮に喜ぶのは誰か」 - 暇つぶし2ch2:◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★
14/09/11 13:25:03.90
>>1より
慰安婦問題を取材してきたのは「朝鮮問題」を担当するか細い人脈だった。吉田氏からの取材で強制連行を
書いた記者はソウル特派員、外報部長となり、慰安婦問題に責任ある立場に就いた。吉田証言に「作り話」
の疑いが持ち上がっても、検証記事の仕切り役が当事者である。まな板のコイに包丁を持たすようなものだった。 

朝日新聞は言論機関であるのに、私が現役の頃、編集方針をめぐる闊達な議論がないことが不思議で
たまらなかった。部長会・デスク会は毎日昼夜行われるが、記事を巡って議論が戦わされることはあまりない。
記者クラブごとに「出稿予定」を編集局に送り、各部のデスクが調整して編集会議にあげる。
各部が記事を持ち寄って紙面ができる。部長が説明や釈明をすることはあっても、他の部長・デスクが
意見を差し挟むことはまずない。議論という横串がないから他分野への関心は薄くなり、相互チェックが働かない。

誤解を恐れずに言えば、報道に誤報はつきものだ。発表に頼ればリスクは小さいが、情報の垂れ流しである。
現場に踏み込んで、隠れた事実を掘り起こそうとすれば、失敗も起きる。取材は人と会うこと、書かれた
情報を読むことから始まる。だが、取材相手の話やデータが怪しくないか、眼力や嗅覚を磨くことが欠かせない。
それでも間違うことはある。取材に100%安全はないのだ。ワクワクする情報ほどリスクは高い。

数字や固有名詞など分かり易い間違いは「訂正」されるが、見立ての誤りは、訂正しにくい。
また深刻な誤りほど、隠したくなる。当事者でないと判断しにくい誤りは、なおさらである。
分断された取材体制は、独善がはびこり易く、誤りをチェックしにくい。吉田証言はその典型ではないか。
20年前にタコツボに入れたまま、忘却の海に投げ出されたのである。

■権力がメディアを監視する時代
ところが日韓関係の悪化を、朝日新聞の責任と追求する学者グループや産經新聞によって、
今日の課題として引き戻された。

朝日新聞は追い込まれ、その状況が、虚報を訂正する腰を重くした。
記事を巡る攻防は、朝日に非があったが、メディア状況を俯瞰すると、ことは政治性を帯びてくる。

慰安婦問題は、日本の戦争責任をどう見るか、という歴史認識と密接につながっている。
朝日新聞を糾弾する人脈は「新しい歴史教科書を創る会」など歴史修正、あるいは「戦後レジームからの脱却」
を目指すグループと微妙に重なっている。産經新聞が発行する「正論」がこの種の論客を擁し、
自民党と密接な関係を持つ保守派の「日本会議」とも重なっている。

日本国憲法の精神を掲げる朝日新聞と、憲法改正を叫ぶ勢力の対峙が「慰安婦問題」に投影した。
緊張関係は安倍晋三氏が自民党総裁になって一段と高まった。

野党が無力化したいま、安倍首相が進める政策の抑止力は「世論」が担っている。
国会議員の過半数で改憲を発議できるようにする憲法97条改正が頓挫したのも、憲法9条の空洞化を
促す集団的自衛権に「厳格な制約条件」が付いたのも、世論の力によるものだ。

野党が抵抗勢力の時は国会対策が重要だった。いま政権はメディア対策に力点を置くようになった。
メディアが権力を監視するのではなく、権力がメディアを監視する時代である。

「改憲でも原発再稼働でも、最大の抵抗勢力は朝日新聞という見方が官邸にはある」と指摘する政府関係者もいる。

こうした状況が朝日の内部に「自分たちが頑張らなければ」という使命感をかき立ててきた。
見る人によっては「独善的」であり「鼻持ちならないエリート感覚」と映る。
政治の右傾化が朝日の編集局を頑なにしている。

>>3


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