14/08/18 23:21:03.96 0.net
■好奇心で安易に誘いにのらないで。
夏休みや春休みなどの時期、駅前などで若い女性をターゲットに、タレントにならない?
グラビアモデルにならない? AV(アダルト・ビデオ)女優にならないか? という勧誘が盛んになるようです。
好奇心で話を聞きに行き、タレント事務所に所属することになり、契約にあたってその条項にAVもOK等と言う
項目がついてくることがあります。しかし、有名になるために少しだけならAVも大丈夫、などとサインすると、
後々とんでもないことになります。
やめたくてもやめられず、意に反してAVに出演し続け、ほとんどお金ももらえない被害が相次いでいます。
私は20歳になったばかりの女子大生などがひどい被害にあっている事案の相談にのってきました。しかし、
弁護士まで辿り着くのはごく一握り、かなり多くの若い女性が被害にあっているのではないかと思っています。
AV出演自体を恥じ入り、誰にも相談できないで泣き寝入りする人が多いことは想像に難くありません。
自分で積極的にそういうことがしたい、という方は止めませんが、思わぬ被害にあっている方が多いことを考えると、
まず、好奇心から軽い気持ちで勧誘に応じたりしないでほしいと是非言いたいです。
■AVタレント契約の実態
もちろん、自由意思でAV女優になっている人たちもいるかとは思います。
しかし、以下に紹介するのは、私が被害者の女性たちの話からみた、AVタレント契約の実態です。
女の子たちのスカウトは未成年の頃から行われ、親に内緒でタレント事務所と契約を締結することになります。
「タレント契約」「営業委託契約」などと書かれたその契約書をみると、内容はとてもアバウトでアンフェアです。
タレント事務所に所属したタレントは、事務所の指示に従って活動しなければならない、と規定され、無制限に
どんな活動でもOKして事務所の指示に従わなければならない内容となっています。タレントに支払われるギャラ
などは書かれていません。事務所の指示に従わない場合は違約金を払え、という条項が必ずあり、金額は書かれていません。
ひとたびAVやポルノもOKというところにチェックを入れたら最後、拒絶する権利だとか、
取り消す権利を留保する条項は全くありません。
だいたい、契約書はサインさせられるけれど、コピーはもらえないままという被害者も少なくありません。
タレント事務所と契約させられた女の子たちに圧倒的に不利な内容ですが、親に内緒で、未成年の子たちは
サインしてしまいます。その後は契約書をたてに事務所から脅かされ、
どんなにいやでもAVに出演しないといけないことになるのです。
タレント事務所やプロダクションは、以前はAV女優と雇用契約や、労働者派遣契約を締結していたこともある
ようですが、AV出演は、「職業安定法」や「労働者派遣法」上の「公衆道徳上有害な業務」に該当するとされ、
募集や派遣行為は処罰の対象となっています。
(裁判例もあります。詳細はこちらの中里見教授の論文に詳しいURLリンク(ir.lib.fukushima-u.ac.jp))
だから、今では法の網の目をかいくぐって「タレント契約」「営業委託契約」のようなかたちで、
さらに女性達が報酬も得られず、無権利状態で圧倒的に不利な立場で搾取される状況となっているのです。(以下省略)
伊藤 和子
弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
URLリンク(bylines.news.yahoo.co.jp)
★1の立った時間:2014/08/18(月) 19:46:20.51
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