14/06/12 12:43:52.18 qvTbVtE/0.net
キングスポート発の夜行列車 おりたときから
インスマウスは 霧の中
海へ帰る人ならぬ者の群れは 誰も無口で
海底からの呼び声だけを 聞いている
私もひとり 哨戒艇に乗り
名状しがたき存在見つめ 泣いていました
ああインスマウス海溝 冬景色
ごらんあれがルルイエ神殿 正気のはずれと
見知らぬ人ならぬ者が 水かきのついた指を指す
息で曇る窓のガラス ふいてみたけど
あぁ、まさか!…窓に!窓に!
さよなら あなた 私は帰ります
呼び声が胸をゆする 狂えとばかりに
ああああああああぁぁぁぁ インスマウス海溝 冬景色 いあ!